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歯科口腔外科・口腔インプラント科の対象疾患と診療内容7

7.嚢胞性疾患

 嚢胞(のうほう)とは液状の内容物を含む袋状の病変で、口腔領域には比較的多い疾患です。顎の骨の中に発生するものと、口唇、舌下部など軟組織に発生するものがあります。

(1) 歯根嚢胞:
 歯根の先に発生した膿の入った袋状の組織は歯根嚢胞と言います。
長期にわたる歯髄(歯の神経)の炎症や壊死(歯髄が腐った状態)などが原因です。嚢胞部の骨は炎症によって溶けて消失しており、根管治療(歯髄の治療)だけでは治癒が困難な状態です。嚢胞の除去と同時に細菌等が付着した根の先を切除することによって、抜歯を行わず歯を残すことを目的とした手術を行います。歯根嚢胞が放置された場合、周りの骨を溶かしながら嚢胞が増大し、隣在歯の障害(歯髄壊死等)、顎骨の膨隆などを生じます。嚢胞の増大はゆっくりで、1〜2か月での変化はあまりないと思われますが、1年以上経過すると増大の可能性が高くなります。そのため歯根嚢胞が現在より、さらに増大する前に手術を行うことが必要です。

歯根嚢胞
歯根嚢胞

(2) 顎骨嚢胞:
 顎の骨の中に生じる液状の内容物を含む袋状の疾患です。多くの場合、埋伏している歯に関連して発生します。発育は緩慢ですが、痛みなどの症状なく増大することが多く、発見された時にはかなり大きくなっている場合もあります。

症例1
症例1
症例2
症例2

(3) 粘液嚢胞:
 唾液腺でつくられた唾液は通常は口腔内に排出されますが、排出路に閉塞などが生じ、唾液が貯留すると、粘液嚢胞を発生します。小さいものは外来で簡単に摘出することが可能です。

口唇粘液嚢胞
口唇粘液嚢胞
舌下部粘液嚢胞
舌下部粘液嚢胞

歯科口腔外科・口腔インプラント科の対象疾患と診療内容

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