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心血管内治療センター


アンギオ(フィリップス)

心血管内治療センターでは、主に狭心症や心筋梗塞などのカテーテル治療を行います。カテーテル治療とは、狭窄や閉塞した血管にワイヤーを通し、バルーンでの拡張やステントといった金属を留置し血流を改善する治療のことです。
心筋梗塞や大動脈瘤解離等の1分1秒を争う命に関わる循環器疾患に対し、24時間365日、迅速な診断、治療を行う体制を整えています。

循環器系血管造影X線診断装置で行われる検査や治療

フィリップス社製 Allura Xper FD10/10

58インチ大型モニター

主に心臓の検査や治療を行うためのバイプレーン血管撮影装置です。
高性能のX線装置とフラットパネルといわれる検出器を備え、Xresといわれる最新の画像処理技術によって、被ばくをおさえながらノイズの少ない、質の高い画像を提供します。
1度に2方向から撮影することで、造影剤の使用量も最小限に抑えることができます。
58インチの大型モニターを装備、血管撮影装置の画像や血管内超音波検査装置、心電図などの画像を同じ画面上に自由に配置することができるため、必要とする情報を的確に術者に伝える事ができます。


冠動脈造影(CAG)

心臓を栄養している血管を造影する検査です。
大きく分けて左右2本の心臓周囲の冠動脈といわれる血管を検査します。
この検査によって、動脈硬化により起きた冠動脈の狭窄や閉塞を診断することができます。

右心カテーテル検査

頚部の静脈から挿入し、右心房から右心室を経て肺動脈まで進めます。
肺動脈圧や、右心室圧、右心房圧などを測定することができます。
左右の心機能、心不全の診断や治療方針の決定、治療効果判定などができます。

PCI(冠動脈インターベンション)

心臓は全身に血液を送り込むポンプの役割をしています。その心臓の筋肉に血液や栄養を送り込む血管が冠動脈といわれる心臓周囲の血管です。この冠動脈が動脈硬化などにより狭窄や閉塞したりして心筋に血液が行かなくなった状態を虚血性心疾患といいます。
この冠動脈の狭窄や閉塞部位をバルーンやステントで治療します。
  • 狭心症
    動脈硬化による心筋虚血により心筋に必要な血液量が不足し胸が痛くなります。
  • 心筋梗塞
    動脈硬化が進行し、血管内のプラークが破綻し、冠動脈内に血栓ができ完全に閉塞してしまった状態です。心筋に血液がいかなくなると心筋は壊死してしまい、その部分の心臓は動かなくなってしまいますので緊急の手術が必要です。

不整脈の治療

心臓は電気的な信号をもとに拍動しています。この電気的な信号が心臓内を正しく伝わることができず、他の道筋を通って信号が伝わったり、通常発生する場所とは異なる場所から異常な電気信号が発生してしまうと、心臓の規則正しい拍動が乱れてしまい、不整脈となります。
大きくわけて脈が遅くなる徐脈性不整脈と、脈が速くなる頻脈性不整脈があります。

ペースメーカー植込み

足りなくなった電気信号を補う治療を行います。

アブレーション治療

カテーテルで不整脈を起こす原因となっている異常な電気信号の発生箇所や電気刺激の伝導路を焼き切る治療法です。
  • 3Dマッピング装置
    アブレーション治療の際に放射線画像に加え、実際の電極カテーテルの位置や動きを3Dにて画面上に表示することができ、さらに心臓内の電位情報も同時に描出することで不整脈の診断から治療までサポートすることができる装置です。

EVT(EndoVascular Treatment)

心臓周囲の冠動脈治療に用いる技術を応用しバルーンやステントといったデバイスを使用し、頚動脈や腎動脈、上肢・下肢動脈など心臓以外の全身の血管内治療も行っています。