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PETセンター


中東遠地区で唯一のPET/CT装置(シーメンス社製Biogragh mCT20)を導入しています。
  • 高分解能LSOクリスタルを搭載しました。
  • 視野全域にわたって約2mmの空間分解能を実現するHD・PETとTOF(Time of Flight)を組み合わせた新たな画像再構成法であるultraHD・PETを採用し、分解能、コントラストの向上に加え短時間での検査が可能になりました。検査時間が従来の約30分から約20分に短くなり、負担が軽減されます。
  • 高性能CTを搭載し、高速撮影、低被曝を実現しました。
  • 日本核医学会PET核医学認定医、核医学専門技師などによる適切かつ質の高い核医学検査を提供します。

PET-CT(シーメンス)

PET画像

PET/CT検査の特徴

  1. 新しい検査機器です
    CTやMRIなどの診断機器は形態の変化でがんを発見しますが、PETは糖の代謝に基づいた画像で主にがんの発見に役立つ検査機器です。CTを組み合わせた一体型のものをPET/CTと呼び、診断能は向上します。

  2. 一度の検査で全身のスクリーニングが可能です
    CT・MRなどの検査ではがんの可能性が高い部位を含む限定的な範囲の撮影が主流ですが(特にMRI)、PET/CTでは一度に全身の検査を行います。転移の有無なども調べることができ、また予想外の部位でがんが発見されたりすることもあります。

  3. PET/CT検査による被曝について
    PET検査では放射性薬剤を投与しますが、これによる被曝線量は胃バリウム検査と同じくらい(およそ3.5mSv)です。放射性物質は2時間後には約半分に減少し、翌日にはほとんど体内に残りません。PET/CTではCT撮影により被曝量は約7.4mSv加わりますが身体への影響はほとんどありません。

  4. PET/CT検査の限界
    PET/CT検査は万能ではありません。以下のような留意点もあります。
    PET/CTでも数mm以下の微小ながんは指摘困難です。
    排泄によりがんへの集積がマスクされたり、生理的集積と区別困難になったりする場合があります。
    検査薬(18F-FDG)は炎症などががん以外の病気にも集積するため、がんかどうかの確定診断のために他の検査が必要になる場合があります。
    血糖値が150mg/dl以上の場合、薬が筋肉に集まり検査の精度が低下する場合があります。

PET/CT検査の流れ

検査前約6時間絶食になります(心サルコイドーシス検査の場合は18時間の絶食になります)。血糖値測定後、検査薬(18F-FDG)を静脈注射し、全身に行き渡るまで1時間安静にします。その間に体を動かすと筋肉に薬が集まってしまうので安静にしてください。前日に激しい運動はしないでください。撮影は装置のベッドに約20分間横になっているだけです。異常か否か不明瞭な場合等、数時間後に2回目の追加撮影をすることがあります。

PET検査のキャンセルについて

PET検査は、患者さまごとに薬剤を製剤しています。
PET検査の薬剤は使用期限が大変短いため、ご予約のお時間に来院されないと検査ができない場合があります。
また、検査当日にキャンセルされた場合、キャンセル料(薬剤代実費)が発生する場合がありますので、
検査をキャンセルされる場合は、前日(休診日の場合はその前の診療日)16時までにご連絡ください。