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眼科


人間は外界の情報の80%以上を視覚から取り入れているといわれており、見えるということは生活の質(QOL)をあげるためにも重要なことです。また人生100年時代を迎えています。高齢になってもやりがいを持ち、いくつになっても充実した生活を送るためには視機能(視力や視野)が保たれていることは大事です。みなさまの視機能を守るために知識や技術の向上に努め、相談できる病院であるようスタッフ一同心かけています。

外来担当表

主な対象疾患

●白内障

白内障は調節の働きをする水晶体が混濁した状態です。視力低下や、かすみ、羞明などの症状がでます。加齢にともなう加齢性白内障が最も多いですが、他にも薬剤性(ステロイド剤による副作用)、アトピー性白内障に伴うものなども原因となります。自覚症状が進行したり、免許更新が必要など生活面での不自由が生じてきたら、手術を考えるタイミングです。手術は小切開手術で行います。混濁した白内障を摘出し、代わりとなる人工レンズを眼内に挿入します。術後管理の安全面から基本的には入院での手術をおすすめしておりますが、日帰り手術にも対応しております。担当医にご相談ください。

●緑内障

緑内障は視神経が障害され、視野障害や視力低下をおこす疾患です。進行すると失明する可能性のある病気です。かなり進行するまで自覚症状はほとんどなく、人間ドックなどの健診で発見されることが多いです。緑内障は、慢性進行性の疾患であり一度障害をうけた視神経は治すことができません。治療の目的は進行を遅らせ、生涯にわたって視機能を維持することになります。緑内障の治療は点眼で眼圧を下げることが治療になります。症状がなくても、決められた点眼回数をしっかりと守ることが大事です。点眼でも眼圧が十分に下がらない場合には、手術が必要になることがあります。

●加齢黄斑変性症

網膜の中心部に黄斑部とよばれる部分があり、視力がでるのに最も大事なところです。黄斑部に新生血管ができ、出血や浮腫を合併する疾患です。視力低下やゆがみなどの症状がでます。治療は抗VEGF薬の硝子体注射を主に行っています。複数回の注射が必要になります。

●斜視

両眼の向きがまっすぐにむかない状態です。後天性に斜視や複視(物が二つに見える症状)が出現した場合は、全身疾患や頭蓋内疾患に病気が隠れていることもあるため、原因を調べる必要があります。小児からの斜視では弱視を伴うこともあるので、弱視治療も必要になります。斜視の種類によって、プリズム眼鏡を用いたり、手術をおこなったりします。

●弱視

人間は幼少時期に物をみる能力を獲得しながら、段々と視力があがってきます。この時期に何らかの原因があり、視力が獲得できない状態を弱視といいます。まず弱視の原因をしらべます。治療は眼鏡装用や、アイパッチ(健眼遮蔽)を行います。

●網膜硝子体疾患

網膜静脈閉塞症による黄斑浮腫や、糖尿病黄斑浮腫に対しては、抗VEGF注射を行っています。病状に合わせてレーザー治療も行っております。網膜剥離や硝子体出血などの手術が必要な症例に対しては硝子体手術を施行しております。緊急性の高い疾患に対しても早期に手術加療が行えるよう、診療体制を整えております。

診療実績

平成30年度 令和元年度 令和2年度 令和3年度 令和4年度
白内障手術(眼内レンズ挿入を伴う) 740件 783件 886件 1,183件 1,372件
眼内レンズ縫着術 0件 0件 8件 14件 20件
硝子体手術 0件 0件 88件 148件 177件
緑内障手術 4件 10件 55件 150件 132件
翼状片切除術 11件 17件 15件 19件 16件
眼瞼下垂手術 26件 18件 3件 15件 17件
薬剤硝子体内注射 290件 426件 343件 382件 405件
斜視 9件 10件 0件 1件 1件
その他手術 0件 0件 11件 30件 26件
合計 1,080件 1,264件 1,409件 1,942件 2,166件
※白内障+硝子体手術、白内障+緑内障の同時手術はそれぞれ1件として計算しています。


(2020年度 診療科別目標発表会資料から抜粋)

スタッフ紹介

宇佐美 貴寛

職名 部長
兼アレルギー疾患研究センター部長
卒業年 平成25年
認定医・専門医資格
  • 日本眼科学会専門医
  • ICLSコース修了
  • A型ボツリヌス毒素製剤ボトックス講習・実技セミナー修了
  • 日本網膜硝子体学会・眼科PDT研究会主催 眼科PDT講習会修了
  • 緩和ケア研修会修了
  • 日本臨床眼科学会 羊膜移植講習会修了

山田 亮佑

職名 医長
卒業年 平成29年
認定医・専門医資格
    • 日本眼科学会専門医
  • 視覚障害者用補装具適合判定医師研修会修了

野々山 宏樹

職名 医員
卒業年 令和2年

山下 理実

職名 医員
卒業年 令和2年

学会認定施設

  • 日本眼科学会専門医制度研修施設

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