リンパ浮腫外来
当院リハビリテーション科では2022年4月よりリンパ浮腫外来を行なっています。
がんの術後の腕や脚のむくみや重だるさ、太さの違いなどの症状でお困りの方がいらっしゃいましたら、ぜひご相談ください。
がんの術後の腕や脚のむくみや重だるさ、太さの違いなどの症状でお困りの方がいらっしゃいましたら、ぜひご相談ください。
リンパの流れ
血液は心臓ポンプの働きで動脈により全身に運ばれ、静脈によって心臓に戻ってきます。リンパ液は静脈で吸収できなかった水分やタンパク質、老廃物などから成り、皮下直下の毛細リンパ管で作られます。リンパ管も血管と同様に体中に張り巡らされています。リンパ液は毛細リンパ管から深部の集合リンパ管に集められて一方向に流れていき、最終的には血液と一緒になって心臓に戻ります。
リンパ管には首や脇の下、脚の付け根など身体の各所にリンパ節があります。リンパ液内の有害物質(細菌、ウイルス、がん細胞など)はリンパ節で排除され、静脈系に入れないようになっています。
リンパ管には首や脇の下、脚の付け根など身体の各所にリンパ節があります。リンパ液内の有害物質(細菌、ウイルス、がん細胞など)はリンパ節で排除され、静脈系に入れないようになっています。
リンパ浮腫とは
リンパ浮腫とは、リンパ管の損傷や閉塞などにより、リンパが正常に流れなくなることによって起こるむくみのことをいいます。その原因として、乳がん、婦人科がん、泌尿器がんなどの手術によるリンパ節切除や生検、放射線治療、がんの浸潤などがあります。その他にも、生まれつきリンパ管の形成不全や機能不全があってリンパ液の流れが障害されて生じる原発性リンパ浮腫もあります。
リンパ浮腫はがん治療を受けたすべての人が発症するわけではありませんが、一度発症すると治りにくいという特徴があります。軽いむくみであれば、自己管理をしながら普段の生活を送ることができますが、むくみが重症化すると日常生活に支障をきたすこともあります。
発症後は早い時期から適切な治療とケアやリハビリテーションを行うことによって、悪化を防ぐことが大切です。
リンパ浮腫はがん治療を受けたすべての人が発症するわけではありませんが、一度発症すると治りにくいという特徴があります。軽いむくみであれば、自己管理をしながら普段の生活を送ることができますが、むくみが重症化すると日常生活に支障をきたすこともあります。
発症後は早い時期から適切な治療とケアやリハビリテーションを行うことによって、悪化を防ぐことが大切です。
診療内容
超音波やリンパシンチグラフィー【写真1】などの検査により、リンパ浮腫の病期診断および評価を行い、治療方針を決定します。
当院でのリンパ浮腫治療は、複合的治療による保存的治療です。スキンケア、用手的リンパドレナージ、圧迫療法、運動療法、日常生活指導を個別の症状に合わせて組み合わせていきます。
当院でのリンパ浮腫治療は、複合的治療による保存的治療です。スキンケア、用手的リンパドレナージ、圧迫療法、運動療法、日常生活指導を個別の症状に合わせて組み合わせていきます。
スキンケア
皮膚の状態に合わせて、感染予防、保湿などを行います。
用手的リンパドレナージ【写真2】
手でやさしく圧を加えることによって、リンパ液の流れを改善させます。セラピストが行いますが、
ご自分でも行えるように方法をお伝えします。
※美容目的のリンパドレナージとは異なります。
腕や脚に空気でリンパの流れを促す医療機器「リミティ【写真3】」を症状に応じて使用します。
圧迫療法
弾性包帯を巻いてリンパ液の流れを促し、むくみを改善させます。その後、腕や脚の状態を保つために、弾性着衣(スリーブやストッキングなど)を着用します。
圧迫力測定器の「ピコプレス【写真4】」を用いて適した弾性着衣の選択や買い替えの時期の検討、有効な運動を確認しています。
運動療法
圧迫した状態で筋肉を動かすことによって、リンパ液の流れをさらに改善させます。
その他、浮腫の悪化予防や蜂窩織炎を起こした時の対処方法、体重管理などの生活指導を行います。
むくみの状態に応じ1から2週間の入院で集中的にむくみ改善の治療をおこなっています。
皮膚の状態に合わせて、感染予防、保湿などを行います。
用手的リンパドレナージ【写真2】
手でやさしく圧を加えることによって、リンパ液の流れを改善させます。セラピストが行いますが、
ご自分でも行えるように方法をお伝えします。
※美容目的のリンパドレナージとは異なります。
腕や脚に空気でリンパの流れを促す医療機器「リミティ【写真3】」を症状に応じて使用します。
圧迫療法
弾性包帯を巻いてリンパ液の流れを促し、むくみを改善させます。その後、腕や脚の状態を保つために、弾性着衣(スリーブやストッキングなど)を着用します。
圧迫力測定器の「ピコプレス【写真4】」を用いて適した弾性着衣の選択や買い替えの時期の検討、有効な運動を確認しています。
運動療法
圧迫した状態で筋肉を動かすことによって、リンパ液の流れをさらに改善させます。
その他、浮腫の悪化予防や蜂窩織炎を起こした時の対処方法、体重管理などの生活指導を行います。
むくみの状態に応じ1から2週間の入院で集中的にむくみ改善の治療をおこなっています。

【写真1】

【写真2】

【写真3】

【写真4】
対象
医師により「リンパ浮腫」と診断された方
※以下の疾患や症状をお持ちの方は、症状を悪化させる可能性があるため、主治医にご相談ください。
※以下の疾患や症状をお持ちの方は、症状を悪化させる可能性があるため、主治医にご相談ください。
- 心不全
- 静脈血栓症、血管性静脈炎
- 閉塞性動脈硬化症
診療日時
- 初診受付は、毎週、火・木曜日で完全予約制です。
- 初回は当院の地域医療センターで予約をしてください。原則紹介状が必要です。
- 2回目以降の予約については適宜ご相談に応じます。
費用
- 基本的に保険診療内で行います。
- 圧迫療法で必要となる弾性着衣などを購入する場合は別途必要となります。
- 療養費の申請をすることによって費用負担を軽減できる、高額療養費制度があります。
