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CT検査


CT(Computed Tomography:コンピュータ断層装置)

CTとは?

X線管球と検出器を回転させながら体の輪切りの撮影を行い、この画像をもとに様々な方向の画像や3D(立体)画像を作成する装置です。また、造影剤を使用することにより単純撮影では困難な血管や病変の診断が可能になります。撮影する部位は頭部から足先まで様々です。

当院のCT装置

CT検査について

当院の検査時間は単純検査で5分程度、造影検査で10~15分程度です。撮影する部位によっては呼吸を止めて撮影を行います。また、動きによって画像に影響が出てしまうため、撮影時は動かないようにお願いします。撮影時は狭いトンネルの中に入りますので、狭いところが苦手な方はお申し出ください。
検査は造影剤を使用しない単純撮影と、造影剤を使用する造影撮影があります。

単純CT

金属類(ピアス・ホック・ファスナーなど)は外していただき、場合によっては検査着へ着替えて頂きます。
撮影時間は5分程度です。

造影CT

金属類(ピアス・ホック・ファスナーなど)は外していただき、場合によっては検査着へ着替えて頂きます。検査前に造影剤を注入するため、静脈へ穿刺をし、チューブをつなげさせていただきます。
撮影時間は概ね10分~15分程度です。

注意事項

次のような方は検査を受けられないことがあります。必ずスタッフに申し出てください。

CT検査全般
  • 心臓ペースメーカー・埋込型除細動器が留置されている方
  • 妊娠中の方(または妊娠が疑わしい方)
  • 閉所恐怖症の方
  • 検査前にバリウム検査を行った方
  • Free style リブレ等血糖自己測定機装着中の方

  • 造影検査
    • ヨードまたはヨード造影剤による過敏症になったことがある方
    • 高度の甲状腺機能障害がある方
    • 腎臓の機能障害のある方

当院のCT装置について

1階:放射線検査センター

  • SOMATOM Definition Flash(SIEMENS社) :128スライス×2管球
  • SOMATOM Definition AS+ (SIEMENS社) :128スライス

3階:脳血管内治療センター・心血管内治療センター

  • Brilliance iCT(Philips 社):256スライス

診断用装置として3台稼動しています。

各CT装置の特徴

  • SOMATOM Definition Flash(SIEMENS社)
    2組のX線管球と64列検出器(128スライス)を搭載し、体軸方向に最大で46cm/秒の高速移動撮影が可能で、撮影範囲は最長2000mm可能であり、頭から足の先までの全身撮影に5秒、胸部撮影では0.6秒という短時間での検査も可能です。また、2つのX線管から異なるエネルギーのX線を発生させて検査することにより骨と血管、石灰化の組織分別や腎結石の組成の解析、金属アーチファクトを軽減させた画像の作成など従来は描出できなかった画像を得ることが可能になりました。また、画像再構成法アルゴリズム「SAFIRE」を使用し、従来の装置よりも被ばくを低減させた検査を行っています。

  • SOMATOM Definition AS+(SIEMENS社) 
    X線管球は1つ搭載(64列検出器・128スライス)されています。撮影範囲はDefinition Flashと同様に2000mmあり、金属アーチファクト低減機能(iMAR)や、逐次近似応用画像再構成ソフトウェア(ADMIRE)が搭載されており、被ばくが少なく且つ鮮明な画像を提供することが可能です。

  • Brilliance iCT(Philips 社)
    3F脳血管治療センター・心血管内治療センター内にあり、外来患者様だけではなく、病棟患者様の術前・術後検査に対応しています。128列検出器(128スライス)を搭載し、X線管球1回転あたり0.27秒の高速回転による高速撮影が可能で、患者様への負担が少ない検査が可能です。また、撮影したCT画像から3次元(3D)画像へ再構成し、その画像を血管内治療センターの血管装置と連動させることにより、血管内治療の術前・術中支援を行うことも可能です。また、逐次近似応用画像再構成法(iDose4)を搭載されており、被ばくを抑えた検査を行っています。

当院で撮影した画像の一例