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研修医1年目×研修医2年目 対談インタビュー



大橋佳代子さん
[研修医1年目]浜松市出身/東北大学

大日方遼さん
[研修医2年目]横浜市出身/昭和大学

妹尾隆星さん
[研修医1年目]鹿児島県出身/琉球大学

最初に当院を研修先に選んだ理由を教えてください

大橋先生:私は優柔不断というか、自分ではなかなか決められなかったんです。コロナ禍で病院見学もままならない中、気になった病院を15ヵ所調べて、大学病院の先生のところに行き「どこが良いですかね?」って(笑)。消化器内科を志望していたこともあり「それなら救命救急をしっかり学べるところが良いんじゃないか」とアドバイスをいただいて、それで当院に決めました。

妹尾先生:私は研修先選びをするにあたって、ある程度の条件を決めていました。診療科がバランス良く揃っていること、救急に強いこと、あとは自分らしく働ける環境ですね。これらをもとにリクルートサイトで検索をし、辿り着いたのが中東遠でした。

大橋先生:妹尾さんは鹿児島県出身で、大学は沖縄ですよね。場所に関してはあまりこだわらなかったんですか?

妹尾先生:ちなみに実家は千葉にあります(笑)。そうですね、静岡に来るなんて夢にも思いませんでしたが、場所にはこだわりませんでした。とにかく研修医の2年間でひと通りの経験を積みたいという思いがあったんです。症例に偏りがなく、たくさんの患者さんを診れて、ある程度は研修医にまかせてくれるような実践的な研修先を探していました。あとは待遇や福利厚生も多少は気にしていましたね。それらすべての条件をクリアしていたのが中東遠だったんです。

大日方先生:研修医の2年間は医師としてのベースを育む大切な時期。将来どの科の専門医になるとしてしても、研修医時代に経験したことがすごく活かされる気がしています。私も妹尾さんと一緒で静岡は縁もゆかりもない土地ですが、初期研修に関しては立地はあまり関係ないと思っていました。

大橋先生:大日方先生はなぜ中東遠を選ばれたのですか?

大日方先生:都心の病院ってあまり条件が良くないんですよね。研修医の人数は多いけど患者数が少なかったり、研修医は何もさせてもらえなかったり。その点、当院は「やりたい」と言えば初期研修医でもいろいろ挑戦させてくれますし、患者数・症例数がかなり多くて、救急にも強い。新しい病院ということでまだまだ伸びしろがありますし、上級医の先生方をはじめ、看護師、コメディカルともにすごく印象が良いところも選んだ理由でした。あと、出身地や出身大学など関係なく、全国から積極的に採用しているという点も良かったですね。

大橋先生:私は浜松市出身なのであまりギャップは感じませんが、お二人の掛川市に対する印象をお聞きしたいです。

妹尾先生:普通に住みやすくて便利ですよ。特に新幹線は本当に利便性が高い。高速道路も近いですしね。まぁ、沖縄から来たのでなおさらそう感じるのかもしれませんが(笑)。

大日方先生:それなりの不便は覚悟していましたが、生活する上ですごく困るようなことはありませんね。気候も良いし、住んでいる人も穏やか。あと、家賃が安い(笑)。

実際に初期研修医として働いてみた感想を教えてください

妹尾先生:研修医になってすぐの頃は「自分は何もできないんだな」と打ちひしがれていました(苦笑)。学生時代に思い描いていた研修医像はただの幻想でしたね。救いだったのはやはり、中東遠の育成方針。病院全体で研修医の教育に力を入れていて、指導医や上級医の先生方、看護師やコメディカルも含め、みなさん事あるごとに手厚くサポートしてくださったり、やさしく相談に乗ってくれます。ここまで熱心だとは思っていなかったので、今でもそうですが、本当にありがたい環境だなと思いますね。

大橋先生:すごく恵まれていますよね。質問や相談をすれば、どんなに忙しくてもイヤな顔ひとつせず対応してくれます。病院見学の時だけ良く見せようとする病院もあるみたいですが、中東遠に関してはそこの裏表が一切ない。「全国トップクラスの研修病院を目指す」という言葉が上辺だけではないことが伝わってきます。

大日方先生:2年間の感想としては、思っていたよりちょっとだけしんどかった(笑)。ただその分、しっかりと実力が付けられたと確信しています。

大橋先生:大日方先生をはじめとする2年目研修医の方々は、私たちにとって“神様”みたいな存在です(笑)。

大日方先生:いやいや、私も1年目の時は同じ気持ちでしたよ。2年目研修医を見て「住む世界が違う…」とビビってましたから。それでもやるべきことを着実にやっていくことで、なんとか形になりました。まぁ、何ともならなかった経験もたくさんしましたけどね(苦笑)。

妹尾先生:もうすぐ2年目に突入しますが、不安や焦りばかりが先行しています…。

大日方先生:1年目はみんなそう。何もできない、何ひとつわからないのが当たり前です。そこから手取り足取り教えてもらって、だんだんと力が付いていきます。お二人は私が1年目の時よりもはるかに優秀なので心配する必要はありません。2年目になると入院した患者さんを任せてもらえるので、そこで退院まで導けるようになるとすごく自信が付くと思いますよ。

大橋先生:当直もちょっと不安なんですよね。2年目は研修医が帰宅許可を出す機会が増えるので。

大日方先生:それも誰もが通る道。私だって当直担当の際に冷や汗を流したことが何度かありましたが、今思えば、これもすごく貴重な経験でした。研修医時代から先攻医と変わらないシチュエーションをたくさん与えてくれるのも、当院の研修医プログラムの特徴のひとつです。

妹尾先生:そうですよね。本当に困った時は、指導医や上級医の先生方がサポートしてくださいますからね。そこの安心感はつねに感じています。

今後の目標などがあれば教えてください

大日方先生:内科先攻医(後期研修医)として当院に残る予定です。来年1年間は「内科専門研修プログラム」に則って、提携する島田市の病院で新たな経験を積んできます。

妹尾先生:先攻科がだいぶ絞れてきて、今は脳外科の道に進みたいと思っています。ですので、研修医2年目は、脳外科医になるためのより明確な目標だったりビジョンを固める時期なのかなと思っています。1年目研修医のお手本にならなければいけないですし、より気持ちを引き締めていきたいですね。

大橋先生:まずは残り1年でとにかくひと通りできるようになること。2年目は研修医の責任がグッと上がると聞いていますし、将来、立派な医師になるためのファーストステップとして大切にしていきたいです。あとは、自分なりにしっかりと筋道を立てた上で、自分なりの言葉で質問や相談ができ、指導医や上級医の先生方から「その意見も一理あるね」と認めてもらえるくらいになること。目標はやっぱり大日方先生かな。あと1年で大日方先生のレベルまで到達できたら100点満点ですね。

妹尾先生:本当、大日方先生はスゴい。個人的に持ち上げてるわけではなく、1年目研修医の総意です(笑)。

大橋先生:この前も大日方先生と一緒に患者さんの対応をしていたのですが、とにかく判断というか思考のスピードが速い。私ももっともっと考えるスピードを速くして、スムーズに的確な指示を出せるようになりたいですね。

ありがとうございます。
最後にこれから研修医になられるみなさんにメッセージをお願いします

大橋先生:気になる病院があれば実際に自分の目で確かめて、雰囲気などを感じ取って、後悔のない研修先選びを実現してほしいですね。そして「この病院のここが好きだな」「ここが素敵だな」と思ったら、そこで働く研修医だったり若手の医師に話を聞いて、感じたことの答え合わせをしてみることも大事だと思います。

大日方先生:初期研修で多くの方が気にするのは、ハイポ(楽な病院)or ハイパー(忙しい病院)という部分かと思います。当院はどうかと言うと…ちょうど良いけど、ちょっとキツい(笑)。言い方を変えれば、ハイポとハイパーの良いとこ取りというイメージです。実力をしっかり身に付けられるけど、体力的にはそこまで大変ではなく、待遇や福利厚生が充実しているので、安定した生活を送ることができる。地方の片田舎ということさえ気にしなければ、研修先として理想的な病院だと思います。

妹尾先生:大日方先生のおっしゃる通りですね。すごくバランスの良い病院です。正直、ここまでプライベートと仕事が両立できるとは思っていませんでした。あと、患者さんの品が良いというか、地域のみなさんがすごくやさしくて温かい方ばかりなんですよ。

大橋先生:そうですね。病院はもちろんですが、地域全体で「研修医を見守り、育てていく」という空気を感じますよね。そういう点でも中東遠を研修先に選んで大正解だったと思っています。

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