グローバルナビゲーションへ

本文へ

ローカルナビゲーションへ

フッターへ



医療技術職


2020年


薬剤師 同期対談


2020年に入職した“薬剤部・3人娘”のフレッシュな新人薬剤師対談

増田早紀さん
(磐田市出身・名城大学出身)

山本萌絵さん
(掛川市出身・静岡県立大学出身)

桐下結香子さん
(掛川市出身・静岡県立大学出身)


みなさんが薬剤師を目指そうと思ったきっかけを教えてください

桐下さん:小学生の頃とか、よく調剤薬局でお薬をもらうじゃないですか。その時に「この白衣を着た人たち何かカッコいいな。どういう仕事をしてるんだろう?」と興味を持ったのが最初ですね。

山本さん:そんな些細な思い出から、本当に薬剤師になっちゃうんだからスゴいね(笑)。私が薬学に興味を持ったのは高校1年生の時。静岡県立大学の教授(薬学部)が、高校生を対象に「緑茶でインフルエンザを予防できるか?」みたいな臨床実験をしていたんです。それを間近で見て「薬剤師を目指してみるのも良いな」と思いました。

増田さん:私は両親が医療関係の仕事に就いていて、幼い頃から漠然と「同じような道に進むんだろうな」と思っていました。中学生の時に、塾の先生から薬剤師という仕事があることを教えてもらって「面白そうだな」って。もともと化学系の勉強が好きだったこともあり、自分に向いているんじゃないかと感じました。

中東遠総合医療センターを選んだ理由は何ですか?

山本さん:大学5年生の時に当院で実習をさせていただいたのですが、新人教育の体制がすごくしっかりしていたことが決め手でしたね。職場の雰囲気とか先輩方のやさしさにも心を打たれました。

増田さん:薬局と比べると、病院薬剤師の方が学べる範囲が広いですよね。

山本さん:そうなんです。大学で抗がん剤や注射薬についてもかなり勉強してきたのですが、調剤薬局だとその学びがほとんど活かされない。自分の成長のためにも病院に入職した方が有利だなと思いました。
桐下さん:私は正直、最後の最後まで調剤薬局と悩みました。でもやっぱり、当院での実習経験が大きかったのかな。指導がすごく細やかで丁寧だし、いろいろなことを親身になって教えてくれたので。「ここで働けば、先輩たちのような立派な薬剤師に近づける」って思いました。あと、調剤薬局だと医師や看護師をはじめ、いろいろな職種の方と連携することができないし、店舗あたりの薬剤師の数も少ないですよね。病院薬剤師の方がいろいろな方からいろいろなことを教えてもらえるところに魅力を感じました。

増田さん:私は両親の影響もあって、薬局勤務は考えていなかったですね。

山本さん:実習は中東遠総合医療センター?
増田さん:いえ、別の総合病院です。。中東遠総合医療センターは一回見学で来たんですよね。その時に、雰囲気とか仕事のしやすさとか、あとは教育への取り組み方に惹かれました。他の病院に勤める友達が嘆いていたのですが、何も指導されないまま「はい、これやって」みたいに丸投げされることが多々あるそうなんですよ。それだとかなりキツいですよね。一方で当院は、先輩方がつねにサポートしてくれるし、少しずつ着実に成長していける環境が備わっています。

山本さん:私も調剤薬局に入職した友達から聞いたんですけど、薬局だと患者さまが処方箋だけを持ってくるから、そこから背景を推測するのがとても大変みたいで。例えば、腎機能が弱い患者さまに量を減らさなきゃいけない薬が出ていたとしても、カルテがないと詳細が掴めないんですよね。その点、病院薬剤師ならつねにカルテなどをチェックできて、じっくりと処方解析ができる。そこも魅力ですよね。

実際に働いてみていかがですか?

桐下さん:繰り返しになりますが、やっぱり、新人研修というか新人薬剤師への教育サポートがしっかりしていますね。

増田さん:すごく丁寧に指導してくださるので、安心して働くことができますよね。私自身は今のところ不安や不満みたいなものは一切ないです。

山本さん:薬剤部はもちろん、病院全体で「新人を大切に育てていこう」という気概が感じられますよね。

桐下さん:それはすごく感じる。「時間がかかっても良いから、じっくり慎重にね」って。

増田さん:待遇面に関しても、公務員なので地に足つけて働ける。私の友達はこのコロナ禍で「ボーナス50%カット」だそうですよ(苦笑)。
桐下さん:ひとつだけ思っていたのと違ったのは、パソコンや分包機といったシステム機器の取り扱いも結構やらなきゃいけないところ。みんなもそうだと思うけど、今必死になって覚えている最中です。

山本さん:薬学以外の幅広い能力が求められるよね。あとはやっぱり、大学で学んだことと実際の現場とのギャップ。基礎的な部分では通用するけど、ほとんど「イチから学び直す」という気持ちになりました。先輩方を見ていると、同じ薬剤師なのに次元が違うし、スゴい!と感じるシーンの連続ですよね。
増田さん:本当、憧れの存在です。

桐下さん:先輩方って処方箋をチラっと見ただけで、だいたいその患者さまの病態がわかりますよね。その能力って場数からくるものなのかな。私が今一番身に付けたいスキルがこれです。

山本さん:私が感銘を受けたのは、わからないことがあった時の検索手段を熟知していること。「こういう質問ならこの書籍に書いてある」「この情報を知りたいならこのサイトのここ」といった情報がすぐに出てくるんです。これも経験の差なんでしょうけど、すごく羨ましく感じています。

薬剤師として心掛けていることを教えてください

桐下さん:「慎重さ」が一番大事ですね。忙しい状況でも薬剤とか薬の量をしっかり確認して、つねに緊張感を持ちながら、ひとつも手を抜かないようにすること。業務に慣れれば慣れるほど、中途半端な確信が大きな失敗につながりますから。

増田さん:そうですよね。私も心掛けていることと言えば「何事も正確にやること」かな。どんなに気を付けていても、まだまだ失敗は尽きないですけど(苦笑)。

山本さん:先輩の言葉で印象に残っているのが「間違いがあると思って取り組みなさい」。ダブルチェックなどをする際につねにこの言葉を叩き込んでいます。

ありがとうございます。
最後に、これから薬剤師を目指す“未来の後輩”にメッセージをお願いします

桐下さん:病院か薬局かで悩まれる方が多いと思いますが、特に若いうちは病院薬剤師としてバラエティーに富んだ経験や幅広い知識を身に付けられる環境がおすすめです。中でも当院は、雰囲気や人間関係、待遇から教育体制まで、かなり充実しています。一度実習に来ていただければ嘘じゃないことがわかると思いますので、ぜひ候補のひとつにしてみてくださいね。

増田さん:TVドラマ(フジテレビ系「アンサング・シンデレラ 病院薬剤師の処方箋」)が話題になって、一気に病院薬剤師にスポットライトが当たるようになりましたからね。

山本さん:これからの薬剤師業界の発展は、石原さとみさんにかかってます(笑)。でも、どんな理由であろうと、地域の医療に大きく貢献できる薬剤師というのは、とてもやりがい溢れる仕事だと実感しています。いつかみなさんと一緒に働ける日を楽しみにしています。それまでに私たち“3人娘”もしっかりと成長していきましょう!



2人から見た増田さん

人見知りなのか、最初はあまりしゃべってくれなかった(笑)。真面目で静かな雰囲気が仕事にも表れてて、いつも沈着冷静。ドクターに電話する時も全く動じないのがスゴい!

すごくしっかりしていて、でも、いつもニコニコ笑顔。癒しの存在です

2人から見た山本さん

患者さまへの対応がベテランレベル。でも普段はとても面白いムードメーカー。特技はモノマネ(病院内の人の)


一言で言うと、肝が据わっている。何ごとにも動じないし、度胸がある。患者さまへの対応も先輩と同じくらいしっかりしていますね

2人から見た桐下さん

身長が高いのでしっかりしている…と思っていたけど結構ヌケてる(笑)。天然系ですね。帰るのかなと思うと、なぜかカバンをロッカーにしまって「お疲れ様でした!」と言ったり

癒し系。でも仕事は本当にしっかりしている。何事も曖昧なままにしない慎重派。普段はヌケているけど(笑)




ページの先頭へ戻る