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医療技術職

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臨床工学室のご紹介


臨床工学室長あいさつ

当院の臨床工学室は、2024年現在22名(男性16名、女性6名)にて構成されており、ME機器管理室、血液浄化センター、手術室、血管内治療センター、内視鏡センター、体外式結石破砕室に分かれ日々業務を遂行しています。救急体制としては、24時間オンコール体制にて対応しています。
先進医療を支える高度化、複雑化された医療機器は、臨床工学技士の専門分野であることが多く、私達の臨床工学室も日々の研鑽を欠かさず、研修、セミナーへの参加を行い、認定資格の取得、学会発表を目標の一つとし、患者さんへより良い医療の提供できるよう努めています。
また、医療機器安全管理責任者として、院内の医療安全にも関わり、医療機器を安全に使用できるよう保守管理し、病院スタッフへの機器講習を積極的に行っています。
医療における臨床工学技士の重要性は年々大きくなっています。院内におけるチーム医療の一角を担う存在として、安全かつ高度な医療を提供するための、幅広い知識と技術が期待されてくることと思います。


臨床工学室の業務内容


ME機器管理業務

今日の医療現場では様々な医療機器が使用されており、それらの医療機器を常に最良の状態で使用できるように年間点検スケジュールを組み保守点検や修理を行っています。
その中でも人工呼吸器、輸液・シリンジポンプ、低圧持続吸引器等は臨床工学室にて中央管理を行うことにより院内の医療機器を効率よく運用し、終業点検を行うことにより常に安全に使用できるように努めています。

輸液ポンプ点検

人工呼吸器始業点検

循環器業務

ポリグラフでの圧波形・心電図の解析、各種デバイス出し、造影剤自動注入器のセッティング、心臓カテーテル治療時の血管内超音波や光干渉斷層法の操作、体外式ペースメーカーやプレッシャーワイヤーの操作、大動脈内バルーンパンピング、経皮的心肺補助装置等の生命維持管理装置の操作を行っています。心臓電気生理学検査やカテーテルアブレーション治療では不整脈解析装置・電気刺激装置・高周波通電装置・3D解析機器の操作・解析を行っています。
また、ペースメーカーの新規植込みやジェネレータ交換に立ち会いプログラマーの操作や外来でのフォローアップ時のペースメーカーチェックも行っています。

プログラマー操作

ポリグラフ操作

血液浄化業務

透析治療に必要な機器の保守点検・管理を行います。当院は全自動透析システムを導入。透析液の清浄度を高く保ち、高品質な透析医療の提供に努めています。患者の容態から使用機器の状態把握まで一連の透析治療に対応できるよう看護師と連携を取りながら日々の透析業務に携わっています。医師、看護師、栄養士を交えての合同カンファレンスに参加し、患者様により良い透析治療が提供できるよう意見交換や情報共有をしています。集中治療室における24時間管理の持続的血液浄化療法や血漿交換、潰瘍性大腸炎等の特殊な血液浄化にも携わっています。

透析装置の点検

時間チェック

手術室業務

麻酔器の始業点検、外科内視鏡関連機器の補助、手術顕微鏡の準備、眼科手術立ち会いを行っています。また、脳外科ではナビゲーション、整形・血管外科では自己血回収装置等の特殊装置の操作も行っており、様々な分野で専門性の高い知識が必要となります。患者・輸液加温装置や電気メス等の機器の定期点検を確実に行い、常に安全な手術が提供できるよう努めています。

麻酔器の点検

ナビゲーション操作

セルセーバー操作

眼科手術立ち会い

内視鏡業務

当院における臨床工学技士の内視鏡業務は、上部・下部消化管内視鏡検査の介助を主とし、検査上必要な周辺機器(ビデオスコープ、カメラコンソール、光源装置、送気・送水装置、電気メスなど)の日常点検及び定期点検を行っています。
今後は、さらなる知識と技術の向上を図り、ESD等の特殊治療への介入を目指します。

体外衝撃波結石破砕装置業務

(ESWL)

腎臓や尿管などに出来た結石を体外から衝撃波で砕く装置です。医師の指示の下に、装置の操作を行います。

ME機器教育

新人看護師、病棟看護師、研修医などを対象にME機器の研修を定期的に開催しています。
対象機器は輸液ポンプ、シリンジポンプ、人工呼吸器、除細動器が中心で、機器が安全に使用できるように指導を行っています。又、その他の機器について研修の依頼があればその都度対応しています。




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