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企業長あいさつ


新年度のごあいさつ

企業長・院長 宮地 正彦

令和4年度が始まります。掛川市・袋井市病院企業団立中東遠総合医療センターは平成25年5月に開院し、10年目を迎えます。私が当院の企業長兼院長に就任し、6年目を迎えます。掛川市立総合病院と袋井市立袋井市民病院が統合し、当院ができたことで、特に一昨年、昨年においては地域医療に大いに貢献できたことを強く実感しました。新型コロナウイルス感染症の影響により、厳しい医療環境に至ったこともありましたが、職員が一丸となり、中東遠圏域外から依頼された感染者に対しても、地域の感染者と共に断ることなく、対応し続けることができました。多くの病院が不幸にも院内感染を起こし、一般診療、救急診療の縮小、閉鎖を余儀なくされる中、幸いにも当院はこの2年間院内感染を起こすことなく、診療を続けることができました。

コロナ禍において、当院は大きく変わりました。連携することの大切さを知ることでさらに飛躍することができました。「人はつながるだけで力を得ることがある。絶望も諦観も、孤独の沼からあふれ出してくる。手を取り合うだけで、にわかに歩む道先が見えてくることがある。理屈も知恵も哲学も、皆あとからついてくる。」ある人に教えていただいた言葉ですが、私たちは院内での活動に留まらず、院外へ活動を広げることで、人との繋がりが広がっていくことを感じています。「やらない、やれないではなく、やるために考え、工夫し、実行し、結果を出す。結果が出なければ、もっと考えて工夫する。」との思いで、今までできなかった改革を推し進めています。
外への活動を今年度もさらに広げていきます。ドクターカーを導入し、救急医療の質をさらに高めます。地元企業からご寄贈いただく予定のドクターカーで医師、看護師がいち早く現場に入り、医師主導のもとでより迅速に適切な医療を行うことができるようになります。さらに多くの方を助けることの一助になればと考えています。
がん患者さまに対するがん・緩和ケア支援センターを開設します。今まで行っていたがん患者さまの治療説明、医療相談、就労支援に加え、将来的には緩和ケア病棟の開設も目指していきます。在宅医療と連携した、より質の高い、患者さまに寄り添った緩和ケア医療を行っていくつもりです。

開院後も医療者不足に悩んでいますが、「よい教育なくして、よい医療者育たず」、「よい医療者なくして、よい診療できず」、「よい診療できずして、よい教育できず」を合い言葉に、優秀な医療人を育てることが地域とのより強い連携を生み、当院の発展、地域医療への貢献に繋がるものと信じております。病院職員が教育の重要さを理解し、医学生の教育に関わることで、当院で働くことを希望する医学生が増加しました。昨年度は4年間連続して、初期研修医を14名採用することができました。若い力が当院の医療の押し上げに大きく貢献しています。
しかしながら、薬剤師不足は医師以上に深刻な状況です。さらに状況が悪化すれば診療に影響しかねない状況です。そのために病院の敷地内に新たな薬局を開設する準備をしています。これにより当院に通院されている患者さまの利便性が向上するとともに、経済的負担の軽減も期待できます。また365日朝から夜遅くまで開いていますので、救急患者さまもすぐに薬を受け取ることができます。さらに、病院の薬剤師と薬局の薬剤師が連携、分担することで、病院薬剤師の負担軽減を図ることができ、病院薬剤師がより専門的な業務に専念できる環境が整うことが期待できます。今後も地域の薬剤師、薬局の方々との連携を強化することで地域での薬剤業務の安全性、利便性の向上に努めていきたいと思います。

地域の皆さまからの温かいご支援や共に闘う医療機関の皆さまの励ましが我々に勇気を与えてくれました。この場をお借りして心からお礼を申し上げます。
新型コロナウイルス感染症、ウクライナ侵攻、経済不況などで苦しんでおられる皆さまに明るく、穏やかで幸せな世の中が早く訪れるために、我々ができる医療で貢献していきたいと思います。
今後も地域住民の皆さま、そして医療関係者の皆さまに支えられながら、病院が統合し、新たに得ることのできた能力を生かして、地域医療の安全性、質の向上に努めるべく、職員一同、全力を尽くしてまいります。引き続きのご支援、ご協力を賜りますようお願い申し上げます。
令和4年4月1日
企業長・院長 宮地 正彦