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研修医が日本血液学会東海地方会で発表しました


2019年9月5日

当院の飯田研修医が、6月30日に開催された第8回日本血液学会東海地方会にて発表しましたので、その内容をご紹介します。

演題名:「リツキシマブで寛解後の再燃に対しシクロスポリンにて良好な経過を呈したステロイド抵抗性TAFRO症候群の1例」

内容:TAFRO症候群は、血小板減少(thrombocytopenia)、全身浮腫(anasarca)、発熱(fever)、骨髄線維症(reticulin fibrosis)、肝脾腫とリンパ節腫脹(organomegary)を呈する全身性炎症疾患です。この疾患は、急性かつ致死的な経過をたどる例がありますが、病因は明らかとなっておらず、治療法も未確立です。今回、呼吸苦を主訴に当院に救急搬送され、一時は人工呼吸管理や腎代替療法が導入されましたが、リツキシマブで寛解、その後の再燃に対してシクロスポリンで良好な経過を示したTAFRO症候群の1症例を経験したので報告しました。

感想:この症例は比較的経過が長かったのですが、病態把握、TAFRO症候群に関する文献収集、考察、まとめの作業に主体的に関わらせていただきました。血液内科の先生方の前で血液疾患について発表するのはやはり緊張しましたが、大変良い経験になったと思います。このような機会を与えて下さり、ご指導くださった先生方には感謝でいっぱいです。
研修医2年目 飯田 景子

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