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看護部ブログ

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静脈注射・化学療法院内認定看護師を育成しています


 当院には146名の静脈注射・化学療法院内認定看護師(以下:『静脈認定看護師』)がいます。他院では「I.Vナース」とも言われています。静脈認定とは、一定以上の臨床経験を有し、専門の教育を受けた院内の看護師資格のことです。当院の静脈認定看護師が医師の指示のもと行う医療行為は「化学療法の静脈穿刺」と「静脈ポートへの穿刺」です。
 静脈認定看護師となるには、所属長の推薦が必要で、医師・感染管理特定認定看護師・がん化学療法認定看護師の講義を受講し、技術テスト・筆記テストをクリアしなければなりません。毎年10名ほどが院内認定看護師となります。
 医師・感染管理特定認定看護師・がん化学療法認定看護師の講義を受講した看護師の感想を一部ご紹介します。
「今回の研修で改めて根拠に基づいて学ぶことが出来て良かったです。」
「患者さまと、携わるスタッフのどちらも安全に、そしてトラブルが起きた時には適切に対応出来るようにしていきたいです。」

 上記の医療行為以外にも、当院の静脈認定看護師には3つの重要な役割があります。
 ①患者の安全を保証した上で静脈注射が実施できるよう看護職員に対し教育指導を行うこと
 ②抗がん剤点滴の各薬剤の特徴を十分に理解し、様々な状況(アナフィラキシーショック、血管外漏出など)に対応すること
 ③静脈注射・がん化学療法に関する情報を看護職員に広報し、その対策を検討すること
 医療行為や緊急時の対応を行うことだけでなく、次の静脈認定看護師を育成するための研修の運営や情報の周知、対策の検討等も静脈認定看護師の役割です。
 研修の運営は昨年度立ち上げた「院内静脈認定看護師会」が担当しています。担当者からは、「受講者へ説明したり技術チェックしたりすることはとても緊張しますが、自分自身の学び直しとなって自信につながります」といった声がありました。
 当院看護師の活躍の場は自部署だけに留まらず、看護部全体へと広がっています。

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