CAIとは何のことでしょう？CAIとはアレルギー疾患療養指導士のことです。CAIについてご存じの方は少ないかもしれません。それもそのはず、CAIの認定試験は今年の６月に第1回が行われたばかりなのです。今回、記念すべきCAIの一期生として、当院の看護師４名がCAI資格を取得しました。CAIは喘息やアトピー性皮膚炎などアレルギー疾患の治療や管理に関する専門知識を持っており、患者さまやご家族への指導スキルも兼ね備えています。
CAI資格を取得した４名の看護師が勤務する病棟では、アレルギー疾患の子どもや大人が多く入院します。アレルギーの知識を持つことで、患者さまにより良い看護ができるよう、今回、皆で資格取得を目指したそうです。
喘息やアトピー性皮膚炎などのアレルギー疾患になったとき、いくら良い薬を処方されたとしても、
正しい服用ができなければ効果は現れません。食物アレルギーと分かったとき、患者さまやそのご家族が正しい知識を身につけることができなければ、アナフィラキシーショックの危険にさらされることになります。そこで、活躍するのがCAIです。
資格を取得した看護師は、「アレルギー疾患は一時的ではなく長く付き合う病気。今後、病棟にアレルギーの知識を広げていきたい。地域の患者さまに安心してもらいたい。」と決意を述べました。
当院は、６月にアレルギー疾患研究センターを立ち上げました。今後も地域の皆さまのアレルギー治療を支えるために、励んでまいります。