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新人看護師、今年度一番体力を使った研修でした


 毎年新人看護師が夜勤独り立ちとなる前に、看護部教育委員会では救急蘇生の研修を企画・運営しています。今年は新型コロナウイルス感染対策としてマスクを装着したままで演習しました。

 演習は1グループ4人でBLSの初動と胸骨圧迫までの一連の流れを全員1回ずつ体験したあと、人工呼吸の手技を学び体験します。更に気管挿管の準備と介助方法へと演習は進んでいきます。

 BLSでは胸骨圧迫が質の高い圧迫にするために、メトロノームを用いてリズムを掴んだり、スマホのアプリを利用して圧迫の深さが有効か判定したりしました。新人達は、実際に自分が実施することで絶え間ない胸骨圧迫を一人で継続するには、体力的に困難であることを実感しました。同時に急変時こそ、より蘇生のためのチーム連携が大切であることも学ぶことができました。

 そして午後からは救急救命処置シミュレーション。グループごとに看護師役・医者役を決め、シナリオに沿って救命処置まで段階的に全員が演習を繰り返します。胸骨圧迫もマスク装着のまま演習しましたので新人はもちろん、運営側の教育委員にとっても体力勝負の研修でした。

 さぞかし疲れ切った研修だっただろうと思いましたが、研修終了後のアンケートからは、「演習が6回できたことはすごく良かった」「何度も繰り返し行うことで、どこをどのように改善していけばいいのか分かり実践することができた」「新人の自分でも救急カート準備や救急コール、家人への連絡、人を呼ぶなどできることがあると思えた。」などとても前向きな感想でした。体力も使いましたが、その分学びも大きい研修になったようです。

 新人看護師が少しでも自信を付けて独り立ちできるよう今後も看護部教育委員会ではより実践的で学びの得られる研修内容にしていきます。                                                       

【救急救命処置シミュレーションの展開】 ①~③を段階的に全員が取り組みました。
①急変発見→スタッフコール(応援要請)→胸骨圧迫→2人法の救急蘇生まで
②急変発見→スタッフコール(応援要請)→胸骨圧迫→2人法の救急蘇生→心電図モニター装着・波形確認、除細動器準備、血管確保(イメージ)まで                               
③急変発見→スタッフコール(応援要請)→胸骨圧迫→2人法の救急蘇生→心電図モニター装着・波形確認、除細動器準備、血管確保(イメージ)→救急医への報告→救急医到着、気管挿管準備と介助                       

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