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看護部ブログ

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褥瘡予防と治癒に向けて多職種で取り組んでいます!


 褥瘡(じょくそう)は一般的には床ずれと呼ばれ、体の一部が圧迫され続けて皮膚の血流が滞ってしまい、皮膚の損傷を生じてしまう状態のことです。褥瘡は、圧迫を受けやすいお尻やかかとなどに生じることが多く、皮膚の赤みやびらん(ただれ)、重症になると細菌感染を生じる場合もあります。

 まず、褥瘡が発生しやすい寝たきりの患者さまに対して、褥瘡が発生しないよう多方面から予防することが大切です。以前、入院されていた脳梗塞の患者さまの場合、片麻痺が出現し、自分で寝返りができなくなってしまったため、看護師が体の向きを変えることになりました。体の一部分だけに体重が掛からないように早期にベッドをエアベッドに交換しました。また、飲み込みもうまくできなくなってしまいましたが、経管栄養を早期に始めたことで栄養状態も悪化することなく褥瘡は未然に防げました。

 もしも、褥瘡が発生してしまった場合は、チームカンファレンスで話し合ったり、病棟の褥瘡委員や皮膚・排泄認定看護師に相談し、どのような保護剤がよいのかなどを考えます。もちろん医師にも報告し、必要ならば軟膏などを処方してもらい、悪化の予防や治癒を目指します。また、栄養士とも情報共有し、栄養剤の変更の検討や高カロリーの飲物やゼリーを追加したりして栄養面の改善を目指します。このように、多職種で連携をとり、褥瘡予防と治癒に向けて取り組んでいます。

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