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当院では乳がん診療に力を入れています


●当院の乳腺外科では女性医師が診察します

▲乳腺外科の岩瀬医師

乳がんは女性のがんで最も多く、9人に1人が罹患するといわれています。しかし治療成績は比較的良好です。それは早期発見が可能ながんだからです。
当院の乳腺外科では、毎週水曜日に、日本乳癌学会認定乳腺専門医・認定医、臨床遺伝専門医、遺伝性腫瘍専門医である女性医師が診察を行っています。手術は方針や知識も情報共有しながらチームで担当しますが、診断から術前・術後のサポートやその後の化学療法・放射線治療・ホルモン治療なども行っています。

▲岩瀬医師(右)とチームで手術を担当する外科の山崎医師(左)

近年、がん治療の分野では「遺伝子検査」に注目が集まっています。乳がん患者さんを対象とした遺伝子検査については「がん遺伝子パネル検査」「BRCA1/2遺伝学的検査」や現時点では保険適応外の「オンコタイプDX検査」の3種類があります。これらの検査が必要と判断される方へは、必要なタイミングで検査の提案を行います。

●乳がん治療は「手術」で終わりではありません

▲外来化学療法室の様子

乳がんの治療は、手術をしたら終わりではありません。化学療法や放射線治療、ホルモン治療を継続しながら治療を行います。化学療法や放射線治療は手術と共にがん治療の3本柱と呼ばれ、これらは外来で治療ができる時代になってきました。このような治療の進化の中で、病院に通いやすい住みなれた場所で治療を受けるということは、患者さまが普段の生活と治療を両立する上でひとつのメリットになるのではないでしょうか。

●あなたの「つらい」気持ちに寄り添います

▲がん相談支援センター 緩和ケア認定看護師 櫻井看護師

ホルモン治療については治療が数年にわたることもあります。当院では地域のかかりつけ医さんと「地域連携パス」を通して連携しているため、体調が安定しているときはかかりつけ医で薬を処方してもらい、気になることがあれば当院で診察を受けていただくことが可能です。
乳がんは女性が家事や育児、仕事などでとても忙しい時期に好発するため、たくさんの心配事を抱えるケースが多くあります。そんな時はひとりで悩まないでください。当院の「がん相談支援センター」のスタッフがあなたの「つらい」気持ちに寄り添い、親身になって相談に乗ります。

▲アピアランスケアのひとつ爪の変色を目立たなくするマニキュア

「外見でがん患者と思われたらどうしよう…」という見た目の不安に対するケア「アピアランスケア」にも力を入れています。脱毛のためのウイッグ、爪の変色を目立たなくするマニキュア、乳がん手術後のブラジャー&パッドなど…付け心地を確かめながら。
アピアランスケアには自治体からの助成もありますので、ご相談ください。

●がんと闘う 住みなれたこの場所で

がんと診断されたとき、とても不安で心細い気持ちでいっぱいになるでしょう。ましてや、乳房がなくなるかもしれないという、つらさは計り知れません。
残念ながら、がんを手術したからと言って、すぐに元の生活を送れるばかりではありません。長期間、病院へ通い続けなければならない場合もあります。そんなときに、近くでがん治療ができる病院があれば安心ではないでしょうか?
住みなれたこの場所で治療をすることが患者さまやご家族の安心につながることを願い、病院全体でサポートしてがん診療に取り組みます。