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産婦人科

 現在4名の日本産科婦人科学会専門医を含む5名の常勤医、および3名の非常勤医で診療を行っております。
 当科では毎日、症例検討会を行いガイドラインに則った治療を心がけるとともに、患者さんの抱える背景や治療に対する希望も考慮し治療方針を決定しています。
 助産師、看護師、理学療法士、薬剤師などと協力し診断、治療を行なっています。

診察室 月曜日 火曜日 水曜日 木曜日 金曜日
E1 村上 高橋 小池 小田
(代務)
E2 田中 鈴木
(代務)
村上 高橋
E3 小池 杉原
(代務)
     
※紹介患者のみ(妊娠が主訴の場合は紹介状不要)

対象疾患と診療内容

産科

 年間の取り扱い分娩件数は約550件です。医師による妊婦健診だけでなく妊娠、出産に対する心配事を助産師に相談できる体制を整えています。バースプランに沿ったお産で、ご家族にとっても思い出に残るようなお産となるようにスタッフ一同サポートしています。
  自然陣痛を基本としていますが、血圧が高くなり危険がある場合(妊娠高血圧症候群)、破水しても陣痛がおきない場合、予定日を過ぎた場合などは陣痛誘発剤等による分娩誘発を行うこともあります。なお無痛分娩は行っていません。近年はハイリスク妊娠・分娩が増え 帝王切開による出産が多くなっていますが、何よりもお母さんと赤ちゃんにとって安全が第一と考えています。
 赤ちゃんは出生後から小児科医による専門的な診察を受けることができます。 なお、現在当院には新生児集中治療室(NICU)が併設されていないため、妊娠34週未満の未熟児の出産が予測される場合や、赤ちゃんに病気が疑われる場合、またはお母さんの合併症のため母体管理が困難な場合は近隣高次施設へ御紹介させていただいています。
  産後は入院中だけでなく退院後も助産師による母乳相談、育児指導などを継続して受けることができ、地域母子支援センターとの連携もあります。

婦人科

良性腫瘍

 子宮筋腫、子宮内膜症などは生理痛の程度、年齢、妊娠希望などによって治療方法を決めています。治療は手術療法、薬物療法、経過観察があります。個々に応じた治療を選択し手術以外の保存的な治療は近隣開業医とも連携して治療を行います。
 卵巣腫瘍は良悪性の診断は手術でしかできないため、良性が疑われる場合でも手術が必要になることがあります。腹腔鏡を用いた手術で傷を小さく入院日数を短くすることも可能です。

悪性腫瘍

 中東遠地域で唯一、日本婦人科腫瘍学会が認定する婦人科腫瘍専門医が在籍する産婦人科です。専門医を中心に診断や治療を行います。子宮頚がん、子宮体がん、卵巣がんなどの悪性腫瘍は、がん治療ガイドラインに基づいた標準治療を行っています。がんの治療は手術、抗がん剤、放射線治療を組み合わせて行います。
 手術は子宮頚がんでは円錐切除術から広汎子宮全摘術まで、子宮体がん、卵巣がんでは後腹膜リンパ節郭清術を含む手術を行っています。腸管などへがんの浸潤が疑われる場合でも消化器外科の協力を得て手術を行なうこともあります。
  リンパ節の摘出が行なわれた場合には、手術後にリンパ浮腫(足のむくみ)が後遺症とし起こる場合があります。リンパ浮腫が起きた場合には足のだるさ、痛みなどで日常生活に悪影響を及ぼします。術後よりリハビリテーション科によるリンパ浮腫の予防を行なっています。
 抗がん剤は手術後の再発予防や、手術で取り切れなかったがんに対しての治療としてだけではなく、手術前にがんを小さくするための術前化学療法、再発した時の治療などに幅広く使用しています。吐き気などの副作用にも積極的に支持療法を行い、脱毛に対してのケアは院内美容室でも受けることができます。
  放射線治療は子宮頚がんの根治治療としてだけでなく、様々な再発がんの治療、痛みの軽減のための緩和治療として行なっています。子宮頸がんの腔内照射のみ浜松医科大学と連携して治療します。
 がんと診断された時から、患者さんにはがんによる身体的な苦痛だけでなく精神的な苦痛も伴います。特に婦人科がんでは今後の妊娠への影響、妻・母としての立場で治療を受けることなど女性ならではの不安もあります。また残念ながらがんは再発してしまう場合や、完治が難しい場合もあります。当科医師は全員緩和ケア講習を修了しています。緩和認定看護師を中心とした看護師、リハビリテーション科などとも連携していますので、がんの初期治療から再発治療まで最新の知見を取り入れた治療だけでなく、不安やがんによる不快な症状を軽減する緩和治療も積極的に行っています。当院で一貫した治療を安心して受けることが出来るとともに、希望があれば在宅療養の支援も積極的に行います。

その他

 子宮脱等の性器脱、クラミジア、淋菌などの性器感染症などは適宜対応します。 なお人工妊娠中絶、アフターピル処方、高度不妊治療は行っておりません。


 上記診療において、分娩や緊急時には休日深夜といった業務時間外にも交代で対応しています。緊急性のない病状説明や方針説明については、業務時間外の対応はお断りしています。

診療実績

項目 H25 H26 H27 H28 H29
正常分娩 362 379 405 433 361
吸引分娩 18 20 19 18 11
鉗子分娩 7 6 6 11 8
予定帝王切開術 76 86 90 96 93
緊急帝王切開術 53 66 51 58 73
腹式単純子宮全摘術 40 42 40 38 53
広汎子宮全摘術 3 3 2 3 2
準広汎子宮全摘術 1 0 0 1 1
子宮体癌手術
(後腹膜リンパ節郭清を含むもの)
0 1 0 1 7
卵巣癌手術
(後腹膜リンパ節郭清を含むもの)
2 1 1 2 6
子宮附属器切除術 10 17 13 6 20
卵巣嚢腫摘出術 10 2 5 4 8
筋腫核出術 2 3 2 0 3
円錐切除術 15 19 31 22 29
流産手術 25 51 39 27 26
子宮内膜掻爬術 7 7 6 6 40
その他 8 11 9 4 31
腹腔鏡手術(良性子宮附属器手術) - - - - 15

(単位:件数)

スタッフ紹介

氏名 職名 卒業年 認定医・専門医資格
村上 裕介 診療部長 平成8年
  • 日本産科婦人科学会専門医・指導医
  • 日本周産期・新生児医学会 周産期(母胎・胎児)暫定指導医
  • 母体保護法指定医
  • 臨床研修指導医
  • 医学博士
田中 晶 診療部長 平成11年
  • 日本産科婦人科学会専門医・指導医
  • 日本婦人科腫瘍学会専門医
  • 日本がん治療認定医機構がん治療認定医
  • 医学博士
高橋 慎治 診療部長 平成12年
  • 日本産科婦人科学会専門医
  • 日本がん治療認定医機構がん治療認定医
  • 臨床研修指導医
小池 洋 医長 平成25年
  • 日本産科婦人科学会専門医
林 立弘 医員 平成26年

学会認定施設

  • 日本産科婦人科学会専門医制度専攻医指導施設
  • 日本周産期・新生児医学会周産期母体・胎児専門医暫定研修施設(指定施設)
  • 日本婦人科腫瘍学会専門医制度指定修練施設(B施設)
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