HOME > 診療科・部門のご紹介 > 診療放射線室

診療放射線室

  • CT
  • MRI
  • リニアック
  • 結石破砕装置
  • 心血管内治療センター
  • 脳血管内治療センター

当院で行える主な検査

 診療放射線技師は、エックス線を利用した撮影装置・X線CT・エックス線テレビ装置・血管撮影装置やラジオアイソトープを利用したPETなどの核医学検査、磁気と高周波を利用したMRI、超音波装置などの医療機器を操作し、病気の診断、治療を行なうための画像情報を提供するほか、放射線治療のための計画や照射を行います。また、放射線診療に関わる患者やスタッフの放射線管理や装置の安全管理を行います。
 診療放射線室には30名の診療放射線技師と2名の事務員が勤務しています。

理念・方針

理念

 高い技術の習得に努め、真摯な態度とあたたかい心で、最善の医療情報と治療を提供します。

方針

  1. 日々研鑽に努め、高い技術を提供します。
  2. 安全で的確な医療を提供します。
  3. 真心を込めた医療を提供します。
  4. チーム医療に貢献します。
  5. 地域の皆様の健康に貢献します。
  6. 健全な経営へ寄与します。

専門認定技師や資格

 資格を取ることがすべてではありませんが、勉強をしたことの証として、資格取得を推奨していきます。
  • 第1種 放射線取扱主任者
  • 第2種 放射線取扱主任者
  • 第1種 作業環境測定士
  • 放射線治療専門放射線技師
  • 放射線治療品質管理士
  • 核医学検査専門技師
  • 磁気共鳴専門技師
  • 医療情報技師
  • 血管撮影・インターベンション専門診療放射線技師
  • 救急撮影専門技師
  • エックス線CT認定技師
  • エックス線CT専門技師
  • 検診マンモグラフィ撮影認定診療放射線技師
  • ピンクリボンアドバイザー(初級)
  • 胃がん検診専門技師
  • 超音波検査士(消化器領域)
  • 超音波検査士(体表臓器領域)
  • 放射線管理士
  • 放射線機器管理士
  • 臨床実習指導教員
  • 医療画像情報管理士
  • 放射線被ばく相談員
  • 原子力災害医療対応講師 など

業務内容

画像診断(単純撮影系)

  • X線単純撮影室:4室
  • マンモグラフィ撮影室:1室
  • 歯科撮影室:1室
  • 骨密度測定室:1室

画像診断(断層撮影系)

CT(Computed Tomography:コンピュータ断層装置)

CTとは?

 X線管球と検出器を回転させながら体の輪切りの撮影を行い、この画像をもとに様々な方向の画像や3D(立体)画像を作成する装置です。
 また、造影剤を使用することで、単純撮影ではみることのできない血管を描出することができます。頭部、肺や気管支などの胸部領域、肝臓から骨盤内の腹部領域など人体の様々な部位での検査に使用されています。

写真
当院のCT装置

CT検査について

  • 検査時間
  •  検査の所要時間は単純検査で5分程度、造影検査で10〜15分程度です。撮影する部位によっては息を止めて撮影します。動きによって画像に影響がでますので動かないようにお願いします。

  • 装置
  •  狭いトンネル状の機械に入って検査を行います。狭いところが苦手な方はお申し出ください。

  • 金属
  •  撮影する部位に金属があると画像に影響を及ぼします。ファスナーやホックなどの金属がついている服や下着、ネックレスなどの貴金属類、入れ歯など可能な範囲で更衣や取り外しなどをお願いします。

    注意事項

     次のような方は検査を受けられないことがあります。必ずスタッフに申し出てください。

    CT検査全般

    • 心臓ペースメーカー(一部検査対応でない機種があります)
    • 妊娠中の方(または妊娠が疑わしい方)
    • 閉所恐怖症の方
    • 検査前にバリウムの検査を行った方
    • 造影検査

    • ヨードまたはヨード造影剤による過敏症になった方
    • 高度の甲状腺機能障害がある方
    • 腎臓の機能障害のある方

    当院のCT装置について

  • 1階 放射線検査センター
  •  SOMATOM Difinition Flash (2管球 64列x2検出器)

     SOMATOM Difinition AS (64列)

  • 1階 放射線治療センター
  •  Aquilion 64 (64列) 放射線治療計画シミュレータ

  • 3階  脳血管内治療センター・心血管内治療センター
  •  Brilliance iCT (256列)  計4台が稼働しています。

    各CT装置の特徴

  • SOMATOM Definition Flash(シーメンス社製)
  •  2組のX線管球と64列の検出器を搭載し、体軸方向に最大で46cm/秒の高速移動撮影が可能で、頭から足の先までの全身撮影に5秒、胸部撮影では0.6秒という短時間での検査も可能です。
     また、二つのX線管から異なるエネルギーのX線を発生させて検査することにより骨と血管、石灰化の組織分別や腎結石の組成の解析、金属アーチファクトを軽減させた画像の作成など従来は描出できなかった画像を得ることが可能になりました。
     また、最新の画像再構成法アルゴリズム「SAFIRE」を使用し従来の装置よりも放射線被ばくの少ない検査をしています(SOMATOM Definition Flash・Definition AS 2機種に搭載)。

  • Brilliance iCT(フィリップス社製)
  •  3階の脳血管内治療センター・心血管内治療センター内にあり、病棟患者様の術前・術後検査やCTによる血管撮影・心臓の血管撮影に対応しています。
     80mm検出器を採用、1回転0.27秒の高速回転による高速撮影が可能で被検者 様に負担の少ない検査ができます。
     また、CT装置で撮影し画像再構成した3次元画像と血管内治療センターの血管撮影装置とを連動させて血管内治療の術前・術中支援を行います。
     最新の画像再構成法「iDose4」を搭載しており、低線量・低被ばくによる検査を行っています。

    当院で撮影した画像の一例

    写真

    MRI(Magnetic Resonance Imaging:磁気共鳴画像)

    MRIとは?

     強力な磁石と電波を使い、核磁気共鳴現象と呼ばれる現象を利用して、体内の情報をあらゆる断面から画像化する検査です。
     体内の様々な病巣を発見することができますが、特に脳や卵巣、前立腺、子宮などの下腹部、脊椎、四肢などの病巣に関しては、抽出能力に優れています。
     CTと違いX線を使わないので、放射線被ばくがありません。

    写真
    当院のMRI装置(GE Healthcare社製)

    MRI検査について

  • 検査時間
  •  20〜60分かかります。動くと画像がぶれてしまい、正確な診断ができなくなりますので動かないようにお願いします。

  • 装置
  •  狭いトンネル状の機械に入って検査を行います。狭いところが苦手な方は検査できない場合があります。

  •  撮影中は装置から工事現場の様な大きな音がするため耳栓かヘッドホンをしていただきます。

  • 金属
  •  MRI装置は強力な磁石を使用しているため、検査室へ金属類の持ち込みができません。
      ※金属(磁石に付くもの)を身体に着けていると、画像が乱れて検査に支障をきたすだけでなく、MRI装置に金属が磁力で引っ張られて怪我をしたり、低温やけどの原因にもなり危険です。

    注意事項

    次のような方はMRI検査を受けられないことがあります。

    • 心臓ペースメーカーや埋込型除細動器が留置されている方
    • 人工内耳、人工中耳の方
    • 古い人工心臓弁の手術を受けられている方
    • 眼に微細な金属片が入っている(または入っていると疑わしい方)、金属の義眼底の方
    • チタン製以外の脳動脈瘤クリップが入っている方
    • 体全体に入墨のある方
    • 妊娠3ヶ月以内(または妊娠が疑わしい)方
    • 閉所恐怖症の方
    • 体全体に入墨のある方
    • *何かご不明な点がありましたら、お気軽にスタッフにお聞きください。

    当院のMRI装置について

     当院では1.5T(Signa HDxt)、3.0T(Discovery 750w)の2台の装置が稼働しています(※)。
     3.0T装置は開口径が70cmと広く従来装置より検査時の圧迫感が少ない装置です。1.5Tに比べ磁場強度や画像信号強度が約2倍で空間分解能が高く、高速撮影能力やノイズ特性に優れ、画質が向上しています。また、肝臓の硬さを計測して画像化する肝エラストグラフィー機能を搭載し肝硬変等の診断に利用しています。
     ※T(テスラ)は磁場強度の単位です。検査の内容等で2台の装置を使い分けています。

    当院で撮影した画像の一例

    写真

    透視・造影

    • X線TV室:3室
    • 泌尿器用X線TV室:1室
    • ESWL(体外衝撃波結石破砕術法)室:1室

    • ESWL(体外衝撃波結石破砕術法)装置

    ドルニエ社 結石破砕装置

    ドルニエ社 結石破砕装置

     衝撃波照射部が可動し、患者の体型や結石の場所にあわせて、最適な衝撃波照射角度をとることができるため、患者様は無理な体位をとる必要がなく、仰向けのまま治療することが出来ます。また、X線と超音波装置を搭載しており、X線と超音波を自由に使いわけ、結石を観察することが可能な為、患者様のX線被曝量を最小限に抑え、見えにくい結石にも高い破砕効果を得ることが出来ます。

    血管造影(3F 脳血管内治療センター、心血管内治療センター)

     血管撮影装置が3台設置されます。
     同じフロアーに設置されたCT装置や3D画像との連携で、複雑な血管の治療に高いレベルで迅速に対応します。また、夜間や休日も24時間体制で稼動しています。
    写真
    頭部血管撮影室 心臓血管撮影室 腹部・四肢血管撮影室

    マンモグラフィとは?

    AMULET Innovality富士フィルムメディカル株式社製
    AMULET Innovality
    (富士フィルムメディカル株式社製)
     乳房X線撮影法のことで、専用の装置を用いて乳房の撮影をする ことにより、視診や触診だけではわからない早期のがんを発見するのに効果があります。
     

    マンモグラフィで何が分かるの?

     マンモグラフィは腫瘍の大きさや形、「石灰化」の有無がわかります。石灰化とは、乳腺の中に存在するカルシウムの沈着物のことで、乳房にはさまざまな石灰化が見られることがあります。
     石灰化の約7割は良性ですので心配することはありませんが、乳がん細胞の一部やがん細胞の周囲が壊死することで出来る石灰化もあります。乳がんの約半数は石灰化します。マンモグラフィ検査を受けることで、触診では発見できない5mm程度の小さいがんも発見できます。

    マンモグラフィで何が分かるの?

     乳房を片方ずつ専用装置の台と透明な板で圧迫して撮影をしていきます。
     通常の撮影は、右乳房・左乳房それぞれ2方向ずつ撮影し、必要に応じて追加撮影も行なっていきます。
     入室から退室までの検査所要時間は約10分程度です。
     NPO法人 日本乳がん検診精度管理中央機構の認定を取得している女性技師が撮影を行っています。ご不明な点は、お気軽におたずねください。

    注意事項
    • 乳房にイボやほくろなど気になるところがあれば担当技師に事前にお伝えください。
    • 検査当日の服装は、上下セパレートでお越しください。
    • 長い髪は検査前にゴムで束ねて頂くようにお願いします。
    • 妊娠の可能性がある方はお申し出ください。
    • 豊胸手術を受けたことがある、植込み型ペースメーカー、除細動器を装着されている方は検査が受けられない場合があります。
    • 制汗パウダーなどはよく拭き取ってください。

    圧迫は痛いの?

     乳房を圧迫するときに、痛みを感じることがあります。検査自体は10分程度かかりますが、乳房を圧迫している時間は数秒から10秒程度です。
     痛みを感じる度合いは人によって異なりますが、生理前1週間は乳房が張って痛みを感じやすいので避けたほうがよいこともあります。また、リラックスすることで痛みが軽減するようです。

    なぜ圧迫するの?

     乳房を圧迫することで、乳房内の正常乳腺組織と病変部を分離し、乳腺内の小さな病変を発見することができます。
     また、圧迫することで乳腺の厚さを薄くすることで被ばく量が軽減され、体動によるブレも防ぐために診断しやすい画像が得られます。
     しかし、肩に力が入ると十分な圧迫ができず乳房の痛みが増えまので、検査時はリラックスして肩の力を抜くよう心がけてください。

    当院で撮影した画像の一例

    写真

    写真

    写真


    骨密度とは?

    骨密度測定装置
    骨密度測定装置
    (GEヘルスケア・ジャパン製PRODIGY)
     骨密度とは骨を構成しているカルシウムなどのミネラル類が、どれくらい詰まっているかを表しています。これは骨の強さを示す指標となります。
     骨密度は、一般的には20歳代をピークとし、その後40歳まで比較的安定して推移した後、徐々に減少して行きます。女性では閉経に伴うホルモンの低下により急激に減少していく傾向があります。大腿骨と腰椎は骨粗しょう症の患者が最も骨折しやすい部位で、一度、骨折を起こすと生活に支障を来たします。
     骨密度を正確に測定し、早期発見・治療により骨粗しょう症に伴う骨折を予防しましょう。

    骨密度検査について

     DEXA法で測定します。これは2種類の異なるエネルギーのX線を当てて測定する方法です。骨密度測定では、標準的な測定法で、主に腰椎と大腿骨頸部の骨密度を精度よく迅速に測定することができます。

    • 検査前
    • プラスチック・金属類は骨密度の測定に影響を及ぼしますので、胸から大腿までにボタン・金属がありましたら病院の検査着に更衣をお願いします。
    • 身長と体重をうかがいます。わからないときは、測定させていただきます。
    • 検査体位
    • 検査台の上に仰向きに寝てもらいます。
    • 足を少し内側に向け、動かないように固定します。
    • 検査中
    • 骨盤から胸にかけて、検出器が足側から頭側に向かってゆっくり動きます。
    • 息を止める必要はありませんが、検査が終わるまで動かないでいてください。
    • 腰椎の検査で5分、股関節の検査で5分、両方検査しても10分ほどで終わります。
    注意事項
    次の方は検査を受けられないことがあります。
    • 腰椎や股関節を手術して金属の入っている方。
    • 最近、胃・大腸検査でバリウム検査を受けた方。

    ※ご不明な点はお気軽にスタッフにお尋ねください。


    PETとは?

     PET検査は、放射性医薬品18F-FDGというブドウ糖に似た検査薬を注射して行う検査です。
     がん細胞などの悪性腫瘍は正常細胞に比べて3〜8倍のブドウ糖を細胞に取り込んで消費します。この性質を利用して「がん細胞に目印を付ける」というのがPET検査の特徴です。この18F-FDGから発生する放射線(陽電子:ポジトロン)をPET装置で検出して体内の分布を画像化します。また、小さながん病変を描出することができ、早期発見に優れているほか、病巣が良性か悪性かの診断、治療が有効かどうかの判定や再発・転移の有無を調べることができます。  

    18F-FDG: 18F-フルオロデオキシグルコース

    正常細胞・がん細胞
    がん細胞の特徴
    PET装置
    当院のPET装置
    注意事項
    • 検査前日と検査当日は激しい運動(ジョギング・水泳・サイクリングなど)は控えてください。
    • 糖尿病など血糖値が高い方はお申し出ください。
    • 極度の閉所恐怖症の方は検査ができない場合があります。
    • 妊娠中もしくは妊娠の可能性がある方は検査を受けることができません。
    • 授乳中の方はなるべく時期をずらすことをおすすめします。

    ※ご不明な点はお気軽にスタッフにお尋ねください。

    PET/CT装置

     PET/CT装置は、PET装置にCT装置が一体化された複合機です。全身を1度に検査し、腫瘍の場所や周囲への広がりを確認することができます。PET画像でブドウ糖の取り込みを、CT画像で体の形態情報を得ることができます。さらに、両画像を重ね合わせることで、より診断能を上げています。

    • 高画質・高コントラスト

     当院の装置はTOF(time of flight)法という特殊な方式と、ultra-HD/PETという技術を備えており、従来のPET画像に比べて4倍の病変描出のコントラストを実現しています。

    写真


    当院で撮影した画像の一例

    当院で撮影した画像の一例


    PET/CT検査の流れ

    絶食: 検査の6時間以上前から絶食にしてください。お茶、お水など糖分の含まないものは飲んでもかまいません。

    問診: 当日の健康状態、検査説明をします。

    注射: 放射性医薬品を体内に投与します。この時、血糖値を一緒に計ります。

    安静: 薬剤が全身にいきわたるまで、約60分間安静にしていただきます。

    撮影: 排尿後、PET/CTで20分程度撮影を行います。撮影後、放射線が弱くなるまで40分程度安静にしていただきます。

    診断: 日本核医学会PET核医学認定医が画像を読影します。後日主治医から詳細な結果をお知らせいたします。


    PET/CT Q&A(よくある質問から)

    Q1 PET/CT検査の有用性は?
    A
    • がんの早期発見が可能です。
    • がんの進行度や病期診断および治療方針の決定に有用です。
    • 治療効果の判定に有用です。
    • 再発・転移の早期診断に有用です。
    Q2 どんなものでもわかりますか?
    A  すべてのがんがわかるわけではありません。見つけやすいものと見つけにくいものがあります。
    • ○ 見つけやすいがん
      5mm以上のがんで、よくブドウ糖をとりこむもの

    (例) 甲状腺がん、肺がんの一部(扁平上皮がんなど)、乳がん、食道がん、すい臓がん、大腸がん、子宮がんなど。

    • △ 見つけにくいがん
      5mm未満の小さいがんやブドウ糖をとりこみにくいもの

    (例) 胃がん、肺がんの一部(5mm未満のがんなど)、腎臓がん、膀胱がん、前立腺がん、乳がんの一部など

    Q3 妊娠中にPET/CT検査ができますか?
    A  妊娠中の安全が確立されていないためできません。
    Q4 検査の時間はどのくらいですか?
    A  検査薬の注射から2時間程度かかります。
    Q5 なぜ薬剤投与後に激しい運動をしてはいけないのですか?
    A  激しい運動を行うと薬剤が筋肉に集まり、正確な診断ができなくなることがあります。
    Q6 検査後に注意することはありますか?
    A  検査後12時間、乳児を抱っこしたりすることは避けてください。また、検査後の排出を促すため、いつもより多めに水分補給をして、排尿してください。
    Q7 検査は安全ですか?
    A
    • 【薬の副作用】
       まれに気分不快など軽度な副作用がありますが、重篤な副作用の報告はありません。
    • 【放射線による被ばく】
       PETによる被ばくは胃のレントゲン検査と同じくらい(およそ3.5mSV)で、これにCT検査による被ばく(およそ7.4mSV)が加わります。
    Q8 なぜ絶食をするのですか?
    A  食事などにより血糖値が高くなると薬ががんにあつまりにくくなってしまいます。検査の6時間前から絶食で水やお茶以外の飲物は控えるようにしていただきます。検査の前に血糖値の測定を行いますが、血糖値が高いと正確な検査が行えないことがあります。
    Q9 費用はどのくらいかかりますか?
    A  3割負担で約30,000円、PETがん検診は約120,000円です。
    Q10 PETがん検診はどのような検査をするのですか?
    A  PET/CT検査と血液検査を行います。血液検査は、肝臓がん、膵臓がん、胆のうがん、肺がん、前立腺がん(男性)、卵巣がん(女性)の腫瘍マーカーを調べます。

    放射線治療について

     放射線治療は、がん治療の三本柱(手術・放射線・化学療法)のうちの一つで、外科的手術などに比べて、低侵襲かつ形態・機能の温存が可能であり、外来通院での治療・仕事の継続など、現状の生活を維持しながら治療ができます。

    放射線治療の適用

     脳腫瘍などの頭蓋内疾患はもとより、乳がん・前立腺がん・肺がん・頭頸部がんなどほとんど全ての悪性腫瘍に対して効果的があります。また、手術や化学療法との適切な組み合わせでより高い効果が期待できます。

    放射線治療装置について

    放射線治療

     放射線治療装置Synergy(エレクタ社製)

     当院の装置は最新の放射線治療装置で、放射線を高い精度で制御して、正確な治療が可能です。従来の装置に比べ、正常組織への負担が軽減され効率の良い治療が行えます。
    • 応用範囲が広いトリプルエネルギーを搭載
       3種類(4,6,10MV)のX線エネルギーの出力が設定可能で、症例に合わせた最適なX線エネルギーを選択して照射ができます。また、4〜15MeVの電子線の治療が可能です。
    • 複雑な照射方法に対応
       一般照射,回転原体照射,定位放射線治療,強度変調放射線治療(IMRT)や「VMAT」※など豊富な照射機能を備え最適な治療が行えます。
      ※VMAT(Volumetric Intensity Modulated Arc Therapy)回転照射しながら放射線の強度を変化させて理想的な線量分布を作り出す強度変調放射線治療です。
    • イメージガイド放射線治療(IGRT)放射線治療装置本体に搭載されたイメージシステムにより、単純撮影や透視撮影、コーンビームCT画像をもとに3次元的な位置決めを行います。さらに、4DコーンビームCT撮影を行うことで呼吸性移動を考慮したより正確な放射線治療が可能です。
    • 高精度・高精細な照射を支援
    • 放射線治療
       フルフィールド(40×40cm)に対応した5mmマルチリーフと2.5mmマイクロマルチリーフを使用し適切な照射野の形成をすることで病変にフィットした照射野の設定ができ、正常組織にあたる放射線の線量を減らすことができます。また、正確な位置決めができる6軸補正天板※を組み合わせて高精度・高精細な照射を実現しています。
      ※6軸補正天板:縦、横、高さ方向の補正に加え、 各方向(Roll, Pitch, Yaw)を補正する天板。

    定位放射線治療(SRT : Stereotactic Radiotherapy)について

  • 脳定位照射
     頭部病変に対し多方向から放射線を集中させ、ピンポイントに照射する方法です。患者様の固定には、シェルまたはヘッドフィックス※を使用して、非侵襲的に高精度な位置再現性を実現します。さらに、2.5mmマイクロマルチリーフを採用することにより、腫瘍の形状に合わせリアルタイムな照射野の形成が可能で、高精度で効率的な照射が可能です。※ヘッドフィックス:上顎の型を作成、その型を持続吸引して硬口蓋に貼り付け高精度に固定するシステム
  • 写真
    シェル(エンジニアリングシステム)
    写真
    ヘッドフィックス(上顎の型を持続吸引固定)
  • 体幹部定位照射治療 (SBRT: Stereotactic Body Radiation Therapy)
     肺や肝臓などの体幹部に多方向から放射線を集中させ、ピンポイントに照射する方法です。 呼吸停止の可能な患者様には、アブチェス(呼吸モニタリング装置)と透視を使用して、正確な照射を行います。また、呼吸停止のできない方には、ボディーフィックス(ダブルバキュームテクノロジ)を使用して患者様の精密な『型』を作成し、患者様を覆うカバーシートを持続吸引することにより、体全体を均一に圧迫し呼吸などの動きを抑制し、自由呼吸下でも最小限の照射野で照射を行います。  
    写真
    アブチェス(エイペックスメディカル)
    写真
    ボディーフィックス(ダブルバキュームテクノロジ)
  • 放射線治療の流れ

    1. 診察(腫瘍放射線科外来)
    2. 写真
      診察
       放射線治療専門医師による診察を行います。治療方針を決定し、どのくらいの放射線を照射するか・治療方法・照射部位・有害事象(副作用)・治療日程(治療開始日・治療期間・治療回数)などの説明を行います。ご要望やご質問がございましたらご相談ください。

    3. 放射線治療計画CTの撮影
    4.  患者様の体位を決め、患者様専用の固定具(固定マットやシェルなど)を作成して計画CTを撮影します。撮影したCTから正確な放射線量や位置を決めます。ここで決めた体位や固定方法で毎日同じ様に放射線をあてて治療しますので、痛みがある場合や姿勢がとりにくい場合は、がまんしないで遠慮なく担当にお知らせください。この時、位置合わせのためシールや油性ペンで皮膚に印を付けます。所要時間は、15〜30分程度です。
      写真
      固定具 例1
      写真
      固定具 例2
    5. 治療計画の作成
    6. 写真
      治療計画装置
       撮影されたCTをもとに治療計画装置にて、適切な範囲や照射方向、照射方法、照射線量などの治療計画を作成します。計画されたデータは、医師をはじめとする複数のスタッフで確認および検証を実施し、放射線治療装置に登録します。
       
    7. 放射線治療(放射線照射)
    8.  治療寝台の上に寝ていただきCT撮影時に作成した患者様専用の固定具を使用して固定し、適正な位置に照射ができるよう慎重に位置を合わせます。治療中は、体のまわりを機械が回りますが患者様に接触することはありませんのでご安心ください。また、体を動かすと位置がずれてしまいますので、担当がお知らせするまでは動かないようにお願い致します。照射の位置や照射方法、照射線量に間違いないか診療放射線技師2名でダブルチェックしてから照射を開始します。治療中は、操作室から複数のモニターで常に患者様を見守っています。また、マイクを通じて会話ができますので何かあればお知らせください。
       治療期間中、スタッフが、毎日症状をお聞き致します。体の症状で何か変化がある場合は、必ずお知らせください。 また、ご不安なことやご要望などがございましたら、お気軽にご相談ください。
      写真
      放射線治療操作室
      写真
      放射線治療室内

    放射線治療装置の出力線量について(第三者機関による測定評価の実施)

     当院の放射線治療装置は、定期的な品質・精度管理を行い公益財団法人医用原子力技術研究振興財団による「治療用照射装置(X線)の出力線量の測定」を受け、正しい線量が出力されている測定結果を得ています。

    放射線治療計画専用CT装置

    写真
    治療計画専用CT Aquilion CX(東芝社製)
      被ばく低減技術AIDR 3D(逐次近似再構成法と呼ばれる技術で、被ばく低減およびノイズ低減と画質向上を実現)を搭載した最新CT64列を導入しております。これにより、従来よりも50%以下に被ばく線量を抑えて撮像しています。 

    放射線治療を受けられる患者さまへのメッセージ

     患者様とご家族の皆さまに安心して治療していただける環境を提供できるよう努めております。不安なことや困ったことがございましたら、どんなことでもスタッフにお気軽にお申し出ください。
     また、予約時間の設定は、患者様のご都合にできるだけ配慮致します。
     なお、当院独自の会計システムで院内滞在時間の短縮が可能です。是非ご利用ください。


    検診センター

    • 一般撮影室:1室
    • 胃部撮影室:3室
    • マンモグラフィ撮影室:1室

    ページの先頭へ
    当院について 診療科・部門のご紹介 ご利用案内 特色と取り組み