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臨床工学室

 臨床工学技士は「医師の指示の下に、生命維持管理装置の操作及び保守点検」を業とする医療機器の専門医療職です。医師をはじめ看護師などと共に、医療機器を用いたチーム医療の一員として患者さまの生命維持をサポートします。
 当院の臨床工学室は15名(男性11名、女性4名)で構成されており、ME機器管理室、血液浄化センター、手術室、心臓血管内治療センター、体外衝撃波結石破砕室(ESWL)に分かれて業務を行っています。夜間、休日は呼び出しにて対応し、24時間オンコール体制となっています。日々進歩する高度医療機器を安全に使用・管理できるように積極的に研修会へ参加するように心がけ、研修医、看護師向けの勉強会も定期的に開催しています。

保有資格
呼吸療法認定士 5名
透析技術認定士 7名
第1種ME技術実力検定 2名
第2種ME技術実力検定 10名
臨床ME専門技士 2名
透析技能検定2級 6名
不整脈治療専門臨床工学技士 2名
MDIC認定 1名
心血管インターベンション技師 1名

(2015年度)

理念

 「全ては患者さまのために」を旨に、医療機器の専門家として質の高い医療の提供と医療安全の確保に努めます。

方針

 

所属委員会

所属委員会
医療安全カンファレンス 情報システム委員会
医療機器整備委員会 診療材料委員会
医療ガス安全管理委員会 医療安全推進委員会
透析機器安全管理委員会 接遇委員会
感染対策推進委員会 手術室運営委員会
5S推進委員会 中央材料室運営委員会
部門研修WG 管理連絡会議
診療技術部連絡会議 透析室運営会議

所属学会

所属学会
静岡県臨床工学技士会 日本医療機器学会
日本臨床工学技士会 日本呼吸ケア・リハビリテーション学会
日本不整脈学会 日本心血管インターベンション治療学会
日本アフェレーシス学会

(2015年度実績)

学会発表

臨床工学技士による医療機器管理 〜医用テレメータ周波数管理の実施報告〜

第46回全国自治体病院学会一般演題発表 2007.9.27 北海道


当院における低分子ヘパリンのモニタリングの検討 〜リアルタイムなデータを求めて〜

第46回全国自治体病院学会一般演題発表 2007.9.27 北海道


放電器を使用したバッテリーリフレッシュの効果

第47回全国自治体病院学会一般演題発表 2008.10.16 福井


右心耳と心房中隔へのリード留置による心房ペーシング時の房室伝導時間に関する検討

第24回日本不整脈学会学術大会/第26回日本心電図学会学術集会 合同学術集会


洞不全症候群を併発した発作性心房細動の抑制に、薬物療法・カテーテルアブレーション・ペースメーカーの併用療法が有効であった2例

第24回日本不整脈学会学術大会/第26回日本心電図学会学術集会 合同学術集会


立ち会い規制に対する循環器業務への取り組み

第24回日本不整脈学会学術大会/第26回日本心電図学会学術集会 合同学術集会


透析用血液回路の改良 〜ニードルレスを目指して〜

第55回日本透析医学会学術集会・総会


循環器業務を開始して 〜立ち会い規制後の現状〜

第48回全国自治体病院学会


臨床工学技士による透析看護師業務への参入

第49回全国自治体病院学会


臨床工学技士の手術室業務参入の効果

第50回全国自治体病院学会 2011.10.19 東京


透析液の細菌数減少に効果があった当院の逆浸透装置の薬液洗浄 〜全床個人用透析装置施設による取り組み〜

第51回全国自治体病院学会 2012.11.8 香川県


当院のアブレーション業務への参入

第12回静岡県臨床工学技士会


全自動透析コンソール導入による業務効率の検証

第12回静岡県臨床工学技士会


当院の透析液清浄化対策について 〜新規透析システム導入から今日まで〜

第54回全国自治体病院学会 2015.11.8 函館市


業務内容

1.ME機器管理業務

  今日の医療現場では様々な医療機器が使用されており、それらの医療機器を常に最良の状態で使用できるよう、年間点検スケジュールを組み保守点検や修理を行っています。
 その中でも人工呼吸器、輸液・シリンジポンプ、低圧持続吸引器等は臨床工学室にて中央管理を行うことにより院内の医療機器を効率よく運用し、終業点検を行うことにより常に安全に使用できるように努めています。

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ME機器稼働率
輸液ポンプ(178台) 79.4%
シリンジポンプ(151台) 85.7%
人工呼吸器 23.4%
経腸栄養ポンプ(12台) 51.5%
静脈血栓予防装置(58台) 53.8%
低圧持続吸引器(15台) 51.9%
離床センサー 54.2%

ME機器点検
日常点検 定期点検
輸液ポンプ 2434回 310回
シリンジポンプ 819回 166回
人工呼吸器 473回 26回
経腸栄養ポンプ 56回 20回
静脈血栓予防装置 2143回 103回
低圧持続吸引器 194回 27回
離床センサー 969回 -
除細動器 - 29回
保育器 - 34回
IABP - 35回
PCPS - 36回

機器修理対応
輸液ポンプ 9件
シリンジポンプ 2件
静脈血栓予防装置 1件
生体情報モニタ 35件
呼吸器関連 3件
低圧持続吸引器 1件
離床センサー 10件
その他医療機器 187件

管理機器
輸液ポンプ 178台 分娩監視装置 12台
シリンジポンプ 151台 低圧持続吸引器 15台
生体情報モニタ(セントラル、受信機) 15台 経腸栄養ポンプ 12台
生体情報モニタ(ベッドサイド) 101台 静脈血栓予防装置 58台
生体情報モニタ(送信機) 98台 超音波画像診断装置 50台
人工呼吸器(成人、小児、新生児) 26台 12誘導心電計 16台
除細動器 16台 患者体温管理装置 2台
AED 9台 吸引娩出器 3台
PCPS 3台 空気清浄機 18台
IABP 3台 離床センサ 61台
ポリグラフ 2台 真空吸引器 3台
体外式ペースメーカー 6台 スティムレーター 1台
CPM 8台 インボス 3台
遠心型血液成分分離装置 1台 計 27品目 853台

(2015年度)

2.循環器業務

 ポリグラフでの圧波形・心電図の解析、各種デバイス出し、造影剤自動注入器のセッティング、心臓カテーテル治療時の血管内超音波や光干渉斷層法の操作、 体外式ペースメーカーやプレッシャーワイヤーの操作、大動脈内バルーンパンピング、経皮的心肺補助装置等の生命維持管理装置の操作を行っています。 心臓電気生理学検査やカテーテルアブレーション治療では不整脈解析装置・電気刺激装置・高周波通電装置・3D解析機器の操作・解析を行っています。
 また、ペースメーカーの新規植込みやジェネレータ交換に立ち会い、プログラマー操作や外来のフォローアップ時のペースメーカーチェックも行っています。

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循環器業務(ICU業務含む)
心臓カテーテル検査 957件
経皮的冠動脈形成術/ステント留置術 442件
経皮的末梢動脈形成術/ステント留置術 66件
ペースメーカー手術(新規+交換) 63件
下大静脈フィルター留置術 29件
EPS検査 9件
カテーテルアブレーション 39件
ペースメーカー外来 669件
SPP検査 41件

(2015年度実績)

その他症例
IABP 31症例
PCPS 6症例
低体温療法 9症例
ラジオ波焼灼療法立ち会い 2件

(2015年度実績)

3.血液浄化業務

 透析治療に必要な機器の保守点検・管理を行います。
 当院は全自動透析システムを導入しています。透析液の清浄度を高く保ち、高品質な透析医療の提供に努めています。 患者さまの容態から使用機器の状態把握まで一連の透析治療に対応できるよう、看護師と連携を取りながら日々の透析業務に携わっています。 医師、看護師、栄養士を交えての合同カンファレンスに参加し、患者さまにより良い透析治療が提供できるよう意見交換や情報共有をしています。 集中治療室における24時間管理の持続的血液浄化療法や血漿交換、潰瘍性大腸炎等の特殊な血液浄化も行っています。

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血液浄化業務
血液透析(血液浄化センター) 14,237回
臨床看護業務 1095回
出張透析(ICU・ECU) 16症例47回
持続緩徐式血液濾過 24症例32回
血漿交換療法 PE 1症例11回
PA 2症例11回
吸着式血液浄化法 エンドトキシン吸着 2症例4回
血球成分除去療法
腹水濾過濃縮再静注法 6症例7回

(2015年度実績)


管理機器一覧
多人数用血液浄化装置 42台 透析液供給装置 2台
個人用血液浄化装置 10台 A原液作成装置 2台
特殊血液浄化装置 3台 B原液作成装置 2台
逆浸透装置 1台 Na/K計 1台

4.手術室業務

 麻酔器の始業点検、外科内視鏡関連機器の補助、手術顕微鏡の準備、眼科手術立ち会いなどを行っています。 また、脳外科ではナビゲーション、整形・血管外科では自己血回収装置等の特殊装置の操作も行っており、様々な分野で専門性の高い知識が必要となります。 患者・輸液加温装置や電気メス等の機器の定期点検を確実に行い、常に安全な手術が提供できるよう努めています。

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手術室業務
自己血回収業務 77件 滅菌前点検 4225個
機器操作介助 1096件 医療機器対応(トラブル対応含む) 295件
ペースメーカーチェック 6件 保守管理(光源装置、医療ガス配管) 240回
機器始業前点検 2487件 貸出(静脈血栓予防装置) 1795台
定期点検 543台

(2015年度実績)


管理機器一覧
輸液加温装置 8台 白内障手術装置 2台
セルセーバー 1台 患者加温装置 15台
手術用内視鏡 11台 麻酔器 11台
手術用顕微鏡 6台 電気メス 21台
ナビゲーション 1台

5.体外衝撃波結石破砕装置(ESWL)業務

 腎臓や尿管などに出来た結石を体外から衝撃波で砕く装置です。医師の指示の下に、装置の操作を行います。


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ESWL件数
総実施数 205件
新規患者数 97名

(2015年度実績)

6.ME機器教育

 新人看護師、病棟看護師、研修医などを対象にME機器の研修を定期的に開催しています。
 対象機器は輸液ポンプ、シリンジポンプ、人工呼吸器、除細動器が中心で、機器が安全に使用できるように指導を行っています。 又、その他の機器について研修の依頼があればその都度対応しています。


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ME機器研修内容
人工呼吸器(e360)の取り扱い 新人Ns研修(輸液ポンプの取り扱い)
人工呼吸器、Arctic Sunの取り扱い 保育器(インキュi、V2200)の取り扱い
研修医研修(輸液ポンプ、除細動器、人工呼吸器) 小児用呼吸器(SLE1000)の取り扱い
人工呼吸器(V60)の取り扱い ビギナー研修
除細動器の取り扱い 除細動器の日常点検について
ME機器の貸出手順について 看護部定期研修(輸液ポンプ)
アクシス実習

(2015年度実績)

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